流山の野鳥

フィールドノート 2015年3 


【1197】 2015年3月1日 (日) 曇り 柏の葉公園 ここで初めて カンムリカイツブリ。

◎ カンムリカイツブリ
◎ カンムリカイツブリ

今日は雨の予報、空は暗かったが、降り出す前に 公園を散歩した。

・最初に 調節池へ行くと、ヒドリガモの群れから少し離れたところに、ポツンと、白い鳥影が見えた。 ここ数日 目撃されている カンムリカイツブリだ。
・カンムリカイツブリは、盛んに潜水採食をしていた。 「なかなか浮上しないなぁ…」 と、思っていると、50メートルほど離れた島陰に居たりして、見失うこともしばしばで、1回の潜水範囲は大きかった。 カンムリカイツブリは、柏の葉では珍しく ここでの初見初撮りとなった。
・園内では、今日も アカウソ7羽が 桜の花芽を食していたが、曇天 空抜け逆光で うまく撮れなかった。
・芝生広場では、シメやツグミが、ソコソコ見られたが、カワラヒワやアトリとは出会えなかった。
・庭球場の調節池では、カモ類は少なかったが、ヨシガモの小群だけは 活発に動きまわっていた。
・本日の野鳥は、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、バン、オオバン、カワセミ、コゲラ、モズ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アカウソ、シメ、ホオジロ、アオジ  


【1198】 2015年3月5日 (木) 晴れ 流山市 何処へ行った?

◎ モズ
◎ モズ

14時半から3時間、コミミズクを待ったが、現れなかった。 これで、2勝4敗。 色々な話を総合すると、今週は、雨の日があったりして、誰も見ていないのでは? という雰囲気…。 

・本日の野鳥は、キジ、ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、ノスリ、モズ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ、カシラダカ  


【1199】 2015年3月10日 (火) 晴れのち曇り 利根運河 こうのとりの里へ。

△ コウノトリ (飼育鳥)
△ コウノトリ (飼育鳥)

東京での用事が早く終わったので、運河駅まで乗り越し、運河の土手を歩いた。 風が強く、野鳥との出会いはイマイチ。 どんどん歩くうちに、野田市の「こうのとりの里」まで行ってしまった。

・こうのとりの里では、2月12日~21日にかけて5個 産卵し、現在 抱卵中。 早ければ、今週末に孵化する模様で、順調に行けば、巣立ちは5月末頃とか。 その後、飼育ケージの天井を覆う網を取り外し、雛が自然に飛び立つ「ソフトリリース」の計画があるとのこと。 実現すれば、関東では初めての放鳥となるため、期待が膨らんでいる。
・本日の野鳥は、カルガモ、コガモ、キジバト、コウノトリ(飼育鳥)、カワウ、アオサギ、オオバン、オオタカ、ノスリ、コゲラ、オオアカゲラ、モズ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ  


【1200】 2015年3月11日 (水) 晴れ・強風 三番瀬 半年ぶりに訪問。

◇ ミヤコドリ
◇ ミヤコドリ

半年ぶりに船橋三番瀬を訪れた。 防砂堤には、波が打ち寄せ、時折、飛沫が堤を越えたが、セグロカモメ、ミヤコドリ、ハマシギの群れが、それに耐えていた。 比較的 穏やかな内海には、スズガモ、ウミアイサ、ハジロカイツブリが見られ、潮が引き始めると、ダイゼン、ハマシギ、ミユビシギなどの群れが浜に飛来した。

・何か、珍し系がいないかと、半日かけてスコープを覗くが、風強く 落ち着いて探鳥するどころではなかった。
・本日の野鳥は、オナガガモ、スズガモ、ウミアイサ、ハジロカイツブリ、カワウ、ダイゼン、シロチドリ、ミヤコドリ、ミユビシギ、トウネン、ハマシギ、セグロカモメ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ  


【1201】 2015年3月13日 (金) 晴れ 埼玉県 連雀のフライングキャッチ。

○ ヒレンジャク
○ ヒレンジャク

  レンジャクが集まりだしたと聞き デジスコ 担いで家を出た。

・森の中では、眼高の緋・黄連雀が見られ、小さな池の畔では、ヒヨドリと競うがごとく、フライングキャッチするレンジャクが見られた。
・別の森でもヒレンジャクが数羽見られたが、こちらは、いたって静かだった。 その他では、アカゲラ、イカル、ベニマシコなどが見られ、久しぶりに訪れた公園を楽しく歩くことが出来た。 。
・本日の野鳥は、カルガモ、コガモ、キジバト、コゲラ、アカゲラ、モズ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、キレンジャク、ヒレンジャク、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、イカル、ホオジロ、カシラダカ、アオジ


【1202】 2015年3月14日 (土) 曇り 千葉県 旅の途中で。

△ シジュウカラガン
△ シジュウカラガン

 バードウォッチングを始めて間もない2002年4月に、手賀沼で見たカナダガン。 これは、北米を原産とするカナダガン Branta canadensis の亜種オオカナダガン B.c.moffitti が人為的に持ち込まれ 野生化したものだった。 日本鳥類目録第6版をベースとした図鑑では、シジュウカラガンの頁で、英名 Canada Goose や、学名 Branta canadensis が使われており、シジュウカラガンと、カナダガンは、亜種の関係にあると思っていた。

・今回、シジュウカラガンと出会う機会があり、改めて日本鳥類目録第7版をベースとした図鑑を見ると、シジュウカラガンの英名は、 Cackling Goose、学名は Branta hutchinsii で、カナダガンとシジュウカラガンは、まったくの別種であることが判り モヤモヤが スッキリした。
・静かな沼で、シジュウカラガン1羽が、旅の疲れを癒していた。

・本日の野鳥は、[315]シジュウカラガン、コブハクチョウ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、オオバン、モズ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、、ベニマシコ、ホオジロ  


【1203】 2015年3月17日 (火) 晴れ 柏の葉公園 巡る季節の中で。

◎ ヒヨドリ
◎ ヒヨドリ

 

・2週間ぶりの公園。 汗ばむ陽気。 季節は確実に巡り、今年も カンザクラにヒヨドリが集まっていた。
・調節池では、カンムリカイツブリが健在。 逗留は 半月を越えた。 カワセミの動きも活発。
・公園内は、ツグミやシメが激減。 僅かに垣間見る程度だった。
・もう一度見たかったウソやアトリ。 今日は、その姿を見ることはなかった。
・本日の野鳥は、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、コサギ、オオバン、カワセミ、コゲラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、シメ、ホオジロ  


【 -】 2015年3月20日 (金) 曇り よこはま動物園ズーラシア 孫と遊ぶ。

※ クロヅル(飼育鳥)
※ クロヅル(飼育鳥)

幼稚園春休みの日、昨年と同様、『よこはま動物園ズーラシア』で孫と遊んだ。

・孫たちは、巨大な像や、間近のトラを怖がったが、オカピの赤ちゃんや 潜水するペンギンを見て大喜び、また、バードショウの 派手なベニコンゴウインコや、翼開長が大きいハリスホークに眼を輝かせていた。 爺ちゃんも、体が10cmほどの小さなコウギョクチョウや、普段見られないクロヅルや マナズルの鳥撮に夢中だった。  


【1204】 2015年3月25日 (水) 晴れ 県立四季の森公園 孫と遊んだ 芽ぶきの公園。

◎ イソヒヨドリ
◎ イソヒヨドリ

・丘陵に刻まれた谷戸と呼ばれる小さな谷、その湧水を利用して営まれた谷戸田と人の暮らしを包む森。 そんな里山の自然を残した神奈川県立四季の森公園を 孫とともに訪れた。
・早春の淡い雑木の芽吹きが始まった公園は、ハナモモの濃いピンク色が鮮やかだったが、ソメイヨシノは、花芽が薄く色づき始めた程度で、この土日が見頃になると思われた。
・今日は、遊具広場や ジャンボ滑り台が いたく お気に入りの孫撮りが中心のため、野鳥を探す余裕はなかったが、ウグイス、コジュケイ、コゲラなど、バードリスニングが楽しめた。
・帰路、JR保土ヶ谷駅前で 建物のベランダから、エキゾチックな鳴き声が聞こえてきた。 余りにも、近くに聞こえるので、最初は、商業施設の客寄せBGMかと思ったが、声のする方を見上げると、イソヒヨドリ♂が、空に向かって囀っていた。  


【1205、1206】 2015年3月26日 (木)、27日(金) 晴れ 柏の葉公園 名残りの冬鳥たち。

◎ アカウソ
◎ アカウソ

冬鳥たちとの別れを惜しんで、2日続けて公園を歩いた。 調節池は、冬鳥の オナガガモやヒドリガモが、既に姿を消し カルガモ、マガモが、静かに行き来していた。

・桜の広場では、嘴を銀鉛色にしたシメ、白黒のコントラストが濃くなったツグミが旅支度。 アカウソが、開花間近の桜の蕾を頬張っていた。
・今季の心残りは、マヒワ、ルリビタキと出会えなかったこと。 目撃情報はあったが、自分とは縁が無かった。

・本日の野鳥は、マガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、コサギ、オオバン、カワセミ、コゲラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、アカウソ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 


【1207】 2015年3月29日 (日) 晴れのち曇り 埼玉県 春たけなわ

○ ニュウナイスズメ
○ ニュウナイスズメ

・各地で、ソメイヨシノが満開となった今日、軽装備 三脚を持たずに、コンデジと双眼鏡、ペットボトルだけを持って家を出た。

・最寄りの駅から 歩くこと1時間、河津桜に飛来した ニュウナイスズメ ♂2羽と出会った。 河津桜には、ニュウナイスズメの他に、メジロが数羽 飛来したが、ヒヨドリが、これらを一所懸命 追い払ってくれた。
・桜前線と共に北上する旅鳥、冬鳥たち。 荒川水系は、山へ帰る鳥や、北へ向かう旅鳥、冬鳥たちの通り道となっている。
・本日の野鳥は、カルガモ、キジバト、コサギ、カワセミ、コゲラ、ヒバリ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ニュウナイスズメ、スズメ、カワラヒワ