流山の野鳥

フィールドノート 2016年6月 


【1382】 2016年6月4日 (土) 牛久沼田んぼ カルガモのファミリー。

◎ カルガモ
◎ カルガモ

毎年 コジュリンが見られる休耕田へ行ったが、コジュリンは居なかった。 雑草が生えていた休耕田が1/2に減少し、僅かに残った雑草地帯は、セッカが占領していた。 今回は、たまたまタイミングが悪かっただけと思いたい。

・アシ原ではオオヨシキリが賑やかだったが、コヨシキリは見られず、また、アマサギやゴイサギも居なかった。
・休憩がてら 橋の上から 水路を見ていると 親カルガモと雛11羽のファミリーが近づいて来た。
・本日の野鳥は、キジ、カルガモ、キジバト、アオサギ、チュウサギ、コチドリ、ヒバリ、ツバメ、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、スズメ  (作成:2016年6月4日23時)


【1383】 2016年6月6日 (月) 曇り 葛西臨海公園 遠いダイシャクシギ。

○ ダイシャクシギ
○ ダイシャクシギ

久しぶりの葛西臨海公園、今日は水路護岸を中心に探鳥したが、目ぼしいものは見当たらなかった。

・西渚の保護区では、コアジサシ、アジサシのデコイのみ。 かろうじて ヒバリが見られた。
・東渚の水路対岸に広がった砂州に 遠かったがダイシャクシギを見るとが出来た。
・また鳥類園汽水池でゴイサギの世代別ファミリー4羽、そしてこの時季にしては珍しいオシドリ1羽が見られた。 相変わらず カワセミがカメラマンを引き寄せていた。
・本日の野鳥は、オシドリ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、コチドリ、ダイシャクシギ、カワセミ、ヒバリ、ツバメ、オオヨシキリ、ムクドリ、スズメ (作成:2016年6月7日17時)


【1384】 2016年6月6日 (金)晴れ 【1385】2016年6月11日(土)晴れ 柏の葉周辺 隠れ上手。

◎ キビタキ
◎ キビタキ

<6月10日>

・10日ぶりに キビタキの森へ様子を見に行った。 到着時は、鳴き声も無く、「抜けた」 と思わせる静けさだったが、暫くすると、小さな鳴き声が近づいて来て「ほッ」。
・さらに、隣のブロックからも聞こえ、2羽 居ることがわかったが、お互いが牽制し、木々の深いところで囀るだけで、全く姿を見せなかった。 しかたなく、じっと待っていると、やっと、黄色味が薄い若や、♀が確認できた。 特に、若は、声が小さく あまり鳴かなかったので本当に「隠れんぼ」だった。
<6月11日>
・11時、遅めの現着。 いきなり、昨日の続きのようなシーンからスタート。 比較的近くで鳴いていたが、相変わらず相手は、隠れんぼ上手。 今日も、完敗に近い遊ばれぶりだった。
・2日間の野鳥は、キジバト、コゲラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス(声)、エナガ、キビタキ、コジュケイ(声)  (作成:2016年6月10日19時、更新:2016年6月11日19時)


【1386】 2016年6月12日 (日) 晴れ 新川耕地 行方不明のコヨシキリ。

○ サシバ
○ サシバ

先月末にコヨシキリと出会ったが、その後の様子を見に 耕地へ行った。 オオヨシキリとセッカの動きは活発だったが、コヨシキリは、前回 出会った2ケ所の休耕田を含め、いずこも発見できなかった。 一時的な場所替えなら良いが、休耕田に 人が踏み入った形跡があり、来年のことが心配となった。

・コヨシキリを探してさらに農道を歩いていると、斜面林の天辺にとまるサシバを発見した。 遠かったので農道1本分 近づき撮ろうとしたが、すぐに飛ばれ 斜面林の上空を暫く旋回したのち、姿を消した。 その後1時間程待ったが、戻ってこなかった。 雛が孵っていれば、もっと活発に餌捕りをするはずだが、残念ながら、目撃は1回のみ。
・本日の野鳥は、キジ、カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、チュウサギ、コサギ、バン、コチドリ、トビ、サシバ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、スズメ (作成:2016年6月13日20時)


【1387】 2016年6月15日 (水) 曇り 新川耕地 DSC HX300故障。

◎ セッカ
◎ セッカ

ちょっと寒い曇り空、午前中は、傘マークが付いていた天気予報。 コヨシキリを探しに 再び耕地へ行った。 休耕田の状況は、3日前と変わらずで、オオヨシキリとセッカのみ。 コヨシキリは、行方不明のまま。 今日は、サシバも見られなかった。


・2年前に買った50倍機DSC-HX300が故障した。 エラーメッセージ「E:62:10」が表示され、ピンボケを量産。 設定リセット、電池取り外しなど数回試みたが、回復しなかった。 過去にも 一度 修理に出したことがあり、恐らく同一障害だろう。 落下など、大きな衝撃を与えた記憶はないが…。 帰りに近所の電気店に修理に出した。
 ・本日の野鳥は、キジ、カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、チュウサギ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、カワラヒワ、ホオジロ (作成:2016年6月15日23時)


【1388】 2016年6月22日 (水) 曇り 流山市 雛は4羽? だった。

○ ツミ
○ ツミ

雛が巣離れしたというので ほぼ1ヶ月ぶりに現地を訪れた。 ツミの子は、雛の白い産毛から幼鳥羽に 大きく育っていた。

・しかし この間、悲しい出来事があった。 6月11日夕刻に、♂親が絶命した。 (※ カラス又はオナガに襲撃されたのでは? とのことだが目撃者はいない。 公園の外の住宅街で発見されている。) また、6月19日には、4番子が巣から落下し、絶命したという。 (※ 当初は末っ子3番子という話であったが、今日、子3羽の健在が確認されているので、雛は4羽だった模様。)
・生憎の天候、時折 小雨がパラつく中、母親が餌を運んできたが、給餌の頻度は多くはなかった。 残る3羽が、無事育つよう祈るばかりである。
・本日の野鳥は、キジバト、ツミ、オナガ、ムクドリ (作成:2016年6月22日20時)


【1389】 2016年6月26日 (日) 曇り 柏の葉周辺 キビタキ3羽 声のみ。

※ 森の小道
※ 森の小道

修理から戻ってきた お散歩カメラを持って、2週間ぶりにキビタキの森へ行った。 現着早々、3ケ所からキビタキの鳴き声が聞こえ、これは忙しくなるぞ! と、ワクワクしたが…。 鳴き声は、森の奥から聞こえるだけで、か細く 遠い。 待てど、一向に 小道の方に出てくれなかった。

・賑やかだったのは、ウグイスとコジュケイ。 しかし、これも 声のみ。 主役が写っていない動画で 音声記録とした。
・本日の野鳥は、キジバト、コゲラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス(声)、エナガ、キビタキ、スズメ、コジュケイ(声) (作成:2016年6月26日20時)


【1390】 2016年6月27日 (月) 晴れ 三郷市 野田産コウノトリ「きずな ( J0127 )」。

△ コウノトリ
△ コウノトリ

6月4日に、野田市「こうのとりの里」から放鳥された2羽のうちの1羽が、三郷市に滞在中と聞き、出掛けた。 名前は「きずな」、個体識別番号は、J0127。 足環の色は、(右) 黄/黒、 (左) 黒/赤 である。

・同時に放鳥された 「ひかる」(個体識別番号 J0128)は、「こうのとりの里」付近に留まったままとのことで、こちらは、足環の色 (右) 黄/黒 (左) 黒/青。
・「きずな」は、6月6日には吉川市、13日頃には三郷市へと移動している。
・野田市では、条例で、コウノトリに 150メートル以内に近づいたり、むやみにカメラレンズを向けることを禁止しており 撮影はままならないが、ここでは、おおらかに撮ることができた。
・コウノトリを撮ったあと、折角、三郷まで来たので、シラコバトを探して歩いていると、電線に白っぽい小ぶりのハトが見つかった。 2羽で追い駆けっこし、時々、低木に飛び込んでは、また飛び出してくる。 久しぶりのシラコバトだった。
・本日の野鳥は、カルガモ、キジバト、シラコバト、コウノトリ、アオサギ、コサギ、ツバメ、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ (作成:2016年6月28日22時)


【1391】 2016年6月29日 (水) 流山市 念願のショット。

○ ツミ
○ ツミ

朝方、道路は少し濡れていたが、これ以上は降らないだろうと思って家を出た。 曇天にもかかわらず 現地では 既に数人がスタンバイ、皆 朝が早い。

・前回訪れてから あっという間に 1週間が経過。 ツミの成長も著しく、営巣木の周囲を、元気に飛びまわっていた。 聞くところによると、母子家庭に ヘルパーの♂若が参入したとか しないとか。 今日は、確認できなかった。
・公園の中では、オナガの巣立ち雛や 落下雛が 複数見られ、大きな声で鳴き 樹上の親と交信していた。 犬の散歩も多く、ハラハラのしどうしだった。
・本日の野鳥は、キジバト、ツミ、オナガ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ  (作成:2016年6月30日14時)