流山の野鳥

フィールドノート 2016年9月 


【1414】 2016年9月1日(木) 晴れ 三番瀬 煌めく干潟。

・コアオアシシギ
・コアオアシシギ

前日の谷津干潟のFNにコアオアシシギが記録されていた。 谷津へ行くか、三番瀬にするか迷ったが、三番瀬のハジロクロハラアジサシ、ヨーロッパトウネンなどに惹かれ三番瀬に向かった。

・結果的には、狙いの鳥との出会いは果たせなかったが、コアジサシ、アジサシの乱舞に、煌めく季節のいっときを楽しむことができた。
・本日の野鳥は、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ダイゼン、コチドリ、シロチドリ、ミヤコドリ、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、コアオアシシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、キョウジョシギ、ミユビシギ、トウネン、ハマシギ、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、コアジサシ、アジサシ、トビ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ  (作成:2016年9月04日18:00)


【1415】 2016年9月3日(土) 晴れ 大久保農耕地 想定外。

・タマシギ
・タマシギ

・土手に上がると 遥か彼方に、人や路駐の一群が見えた。 噂の現場を発見! と勇み、その方へ歩いて行くと、カメラマン20数人が2番穂田んぼにカメラを向けていた。 しかし、時折シャッター音がするだけで、迷鳥現場特有の緊張感なるものがない。 狙いの鳥は 体が大きいゆえ、居れば すぐに判かるはず。 それが見えない。 何を撮っているのかと 田んぼを双眼鏡でサーチしながら 周囲の話を聞いていると タマシギであることが判った。
・タマシギと判ると、探すポイントはイネの間。 最初は、土の塊としか見えていなかったが、時折 動いてくれたお蔭で ♂、♀、子など、確認することができた。
・肝心の迷鳥とは出会えなかったが タマシギで良しとして、そろそろノビタキかなと探しつつ 土手の上をゆっくりと歩いて帰った。
・本日の野鳥は、アマサギ、ダイサギ、チュウサギ、タマシギ、ツバメ、セッカ、ムクドリ、スズメ、カワラヒワ  (作成:2016年9月06日20:00) 


【1416】 2016年9月6日(火) 晴れ 柏の葉公園 野鳥がいなくて蝶/蜻蛉。

・ナツアカネ
・ナツアカネ

・ツツドリを探しに行ったが、ツツドリどころか、あまりにも野鳥の姿が見えないので 途中から蝶・蜻蛉を撮っていた。
・本日の野鳥は、カルガモ、カワセミ、シジュウカラ  (作成:2016年9月07日11:00) 


【1417】 2016年9月9日(金) 晴れ 三番瀬 満潮時のゴミ場。

・キリアイ
・キリアイ

・潮見表を気にしないで家を出た。 現地着は7時35分、満潮近しといったところ。 僅かに残された砂地にウミネコ、オオソリハシシギ、チュシャクシギ、ダイゼンなどが留まっていたが、その砂地も直ぐに水没した。
・汀を双眼鏡で俯瞰するが、台風後の期待空しく 船橋側の端っこへ移動した。 ゴミの堆積場で、キョウジョシギ、ミユビシギと共に餌捕りするキリアイ1羽と出会った。 数日前の著名ブログには 2羽と報告されていたが、今日は1羽しか見られなかった。
・防砂堤の先端へいくと、遠くに、ミユビシギ、ハマシギなどが羽を休めていた。
・満潮で、鳥数/種とも少なかったが、今季2度 キリアイと出会えたことに感謝。
・本日の野鳥は、カワウ、ダイサギ、コサギ、ダイゼン、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、キョウジョシギ、ミユビシギ、ハマシギ、キリアイ、ウミネコ、セグロカモメ  (作成:2016年9月10日20:00) 


【1418】 2016年9月12日(月) 曇り 葛西臨海公園 今回も遠かった。

・オニアジサシ
・オニアジサシ

・西渚開門前に汽水池へ立ち寄った。 見られたのは、アオアシシギが魚を追い掛けているところ。 ツルシギがハス田でドジョウを捕食しているところは見たことがあったが、アオアシシギの魚捕食シーンを見たのは初めて。 なかなか 面白かった。
・西渚へ行くと、数人が開門を待っていた。 皆、オニアジサシ狙いと思われ、足は、東側石積堤へ。

・オニアジサシとの出会いは、2007年4月三番瀬、2014年6月葛西臨海公園と、今回で3回目。 オニアジサシとの距離は、いずれも遥か遠く、今回も 地図で計測すると およそ650メートル。 水蒸気の揺らぎは感じられなかったが スッキリとは撮れなかった。
・本日の野鳥は、カルガモ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、チュウシャクシギ、ダイシャクシギ、ホウロクシギ、アオアシシギ、ウミネコ、セグロカモメ、オニアジサシ、トビ、スズメ、ハクセキレイ  (作成:2016年9月13日17:00) 


【1419】 2016年9月14日(水) 曇り 伊佐沼 夏羽の面影。

・サルハマシギ
・サルハマシギ

・天気予報は雨だったが、お昼近くになっても降ってこないので 思い切って家を出た。 目標は、ここのところ見られているサルハマシギ。 稲敷辺りでも、かなり目撃されているというが 冬羽が多いらしい。
・今日、出会ったのは、夏羽の面影を残す赤褐色の個体。 コアオアシシギのグループに1羽だけ混じっていた。
・本日の野鳥は、カルガモ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ホトトギス(声)、コチドリ、セイタカシギ、オグロシギ、コアオアシシギ、イソシギ、サルハマシギ、カワセミ、ハクセキレイ  (作成:2016年9月15日16:00) 


【1420】 2016年9月17日(土) 曇り 荒川土手 無情の草刈り。

・バン
・バン

・アフリカ産の籠抜け鳥が見られるというので出掛けたが、1日遅かった。 昨日の下流側の草刈りが影響したらしい。 1週間前に情報を戴きながら、天候不順やら、家事多忙につき グズグズし 残念な結果に。 籠抜け鳥を嫌うバーダは多いが、自然の餌を捕食し 生きていれば、立派な野鳥である。
・本日の野鳥は、カルガモ、カイツブリ、キジバト、バン、カワセミ、ツバメ、ムクドリ、スズメ  (作成:2016年9月17日21:00) 


【1421】 2016年9月25日(日) 晴れ 新川耕地 進む耕地の秋。

・チョウゲンボウ
・チョウゲンボウ

・2ケ月ぶりに耕地を訪れた。 出会ったCマンから ケリが入ったことを教えられたが、自分とは縁がなかった。
・電柱では、尾羽が短く 体が小さく見えたチョウゲンボウ。 コチョウゲンかと思ったが、よく見ると普通のチョウゲンボウだった。
・運河のゴイサギの塒では、ホシゴイが10羽程が集まっていた。
・農道脇では モンシロチョウ、モンキチョウ、キチョウなどが多く見られ、まるで黄色や白い花が咲き乱れているようだった。
・本日の野鳥は、キジ、カルガモ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、チュウサギ、トビ、チョウゲンボウ、モズ、ムクドリ、スズメ、カワラヒワ  (作成:2016年9月26日21:00) 


【1422】 2016年9月26日(月) 曇り 柏の葉公園 渡りの立ち寄り。

・コサメビタキ
・コサメビタキ

木々の剪定や落ち葉の清掃が行き届く柏の葉公園は、人に良くても 野鳥にとっては棲みにくい。 それでも 渡りの時期となると 僅かながら野鳥が立ち寄ってくれる。

・今日は、エゾビタキ、コサメビタキと出会うことが出来た。 昨年見られたオオルリや、目撃情報がある キビタキ、サンコウチョウ、ツツドリなどとは出会えなかった。
・本日の野鳥は、カルガモ、キジバト、カワウ、モズ、カケス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、エゾビタキ、コサメビタキ、スズメ、カワラヒワ  (作成:2016年9月28日10:00)


【1423】 2016年9月27日(火) 晴れ 伊佐沼 クロハラアジサシ換羽中。

・クロハラアジサシ
・クロハラアジサシ

・内陸淡水域の‘ヌマアジサシ’は、クロハラアジサシ、ハジロクロハラアジサシ、ハシグロクロハラアジサシの3種類と言われているいるが、繁殖地が中央アジアのハシグロクロハラアジサシは、渡りのコースからも外れており まず無理。 ハジロクロハラアジサシは、2013年7月から8月にかけて 三番瀬で 比較的近くから撮れたが、‘ヌマ’ではなかった。
・‘ヌマ’の代表格はクロハラアジサシ。 これまで、北印旛沼や多々良沼で挑戦したことがあったが、いずれも距離が遠く 消化不良。 そこで、伊佐沼ならば ほどほどの距離で撮れるのでは との思いで、出かけた。
・沼の竹杭をチェックしながら 反時計廻りで歩いて行くと、いきなり ヒラヒラと飛翔する複数のクロハラアジサシが見えた。 コアジサシのように水中に飛び込ことはなく、上空から急降下し、水面近くで水平になり、餌を掬い捕るように 何度も採餌していた。 間近に来た時に双眼鏡で確認すると、眼の後方に ヘッドホン状の黒斑が見えたので、コアジサシでないことが確認できた。
・この日、クロハラアジサシは、第1回冬羽、夏羽から冬羽への換羽中のものなど、計7羽が見られた。 暑い1日で、ペットボトルの残量を気にしながらの鳥見だった。
・本日の野鳥は、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、コチドリ、セイタカシギ、コアオアシシギ、イソシギ、クロハラアジサシ、トビ、オオタカ、ハヤブサ、モズ、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ  (作成:2016年9月29日20:00)