流山の野鳥

フィールドノート 2017年10月


【1567】2017年10月3日(火) 曇り時々晴れ 柏の葉公園

◎ キビタキ (♀)
◎ キビタキ (♀)

午後から晴れ間が見えたので、公園の様子を見に行った。

・ミズキの実は、ほとんど食べつくされ、エゾビタキやコサメビタキの姿はなかった。 淋しくなった木立だったが、キビタキ♀は健在だった。
・本日の野鳥は、マガモ、カルガモ、キジバト、カワセミ、モズ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、キビタキ(♀)、スズメ、ハクセキレイ (作成:2017年10月3日 20:00)


【1568】2017年10月4日(水) 曇り、南東の風 江川放水路

◎ モズ
◎ モズ

「晴れ、北もしくは北東の風」。 渡りに適した予報だったので出掛けたが、現地に着いてみると、「曇り」。 そして、「南または南東の風」 が吹いていた。 向かい風は、渡り鳥にとっては大敵。 高空を注視するが鳥影は無かった。

・また、かっては、そこそこ見られたセイタカアワダチソウにとまるノビタキとも出会えず淋しいかぎり。 モズだけが目立つ谷津田風景だった。
・本日の野鳥は、キジバト、アオサギ、ダイサギ、コサギ、カワセミ、モズ、シジュウカラ、ヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ (作成:2017年10月5日 21:00)


【1569】2017年10月8日(日) 曇りのち晴れ 柏の葉公園

◎ カワセミ
◎ カワセミ

今朝の調節池、いつもと同じところでカワセミが寛いでいた。 気付かれないように、アシに隠れながら接近。 ようやく近くから撮ることができた。

・公園では、杜鵑類1羽の飛翔を目撃し、あとを追ったが、発見出来なかった。 たぶんツツドリ。
・その他の野鳥は低調。 いつの間にか、蝶撮りに専念していた。
・本日の野鳥は、カルガモ、カワウ、キジバト、アオサギ、コサギ、ツツドリ、カワセミ、モズ、シジュウカラ、ヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ (作成:2017年10月8日 20:00)


【1570】2017年10月10日(火)晴れ 【1571】10月11日(水)曇り 【1572】10月12日(木)晴れ 柏の葉公園

・シーズンの変わり目に立ち会うべく3日連続で柏の葉公園調節池を中心に探鳥した。

 ・3日間で見られた野鳥は、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、キンクロハジロ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、バン、カワセミ、コゲラ、モズ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、ホオジロ  (作成:2017年10月13日 23:50)

※ 亜種タイワンハクセキレイ似及び亜種ホオジロハクセキレイ的亜種ハクセキレイ
※ 亜種タイワンハクセキレイ似及び亜種ホオジロハクセキレイ的亜種ハクセキレイ

<10月10日(火) 晴れ>

・今朝の調節池、いつもと同じところでカワセミが寛いでいた。 気付かれないよう接近を試みたが、失敗。 今日は、近くから撮れなかった。
・暫し遠くを眺めていると、カルガモとは異なる数羽の鴨を発見。 双眼鏡で確認するとヒドリガモ6羽の小群れだった。 今季初登場。 カルガモも珍しそうに、ヒドリガモの群れを眺めていた。※
・カワセミを狙っていると、近くの柵に、やけに白っぽいハクセキレイが止まった。 帰宅してPCで見るとタイワンハクセキレイやホオジロハクセキレイに似ているが背の色まで確認できない。 明日、再度確認することに。  (作成:2017年10月13日 23:50)


◎ 亜種ハクセキレイ
◎ 亜種ハクセキレイ

<10月11日(水) 曇り>
・亜種タイワンハクセキレイ及び、亜種ホオジロハクセキレイ的/亜種ハクセキレイを探すべく再度調節池へ行った。
・霧で池も靄り、見通しは良くない。 そのせいか、普段なら、至るところでハクセキレイを見かけるが、今日は、全く見られない。 探索範囲を広げ ボート池でやっと1羽のハクセキレイが見つかったが、普段よく目にするフツーのハクセキレイだった。
・カワセミは、よく姿を見せてくれたが、昨日見たヒドリガモの姿はなかった。  (作成:2017年10月14日 7:00)


◎ キンクロハジロ
◎ キンクロハジロ

  <10月12日(木) 晴れ>

・昨日に続き、ハクセキレイを探索したが、今日は、何処にも居なかった。 普段、何気なく見ているハクセキレイだが、公園全体から姿をけしたかのよう。

・調節池では、2羽のキンクロハジロが見られた。 今季初登場。 ペアかなと思ったが♂の2羽だった。 カワセミが近くで撮れた。(作成:2017年10月14日 8:00)


【1573】2017年10月17日(火)曇り 【1574】10月18日(水) 晴れ 柏の葉公園

シーズンの変わり目に立ち会うべく、再び柏の葉公園調節池を中心に探鳥した。

・2日間で出会った野鳥は、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、キジバト、カワウ、ササゴイ、アオサギ、コサギ、オオバン、カワセミ、コゲラ、モズ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ
・出会った渡りの鳥は、ササゴイ幼鳥。
(作成:2017年10月19日 21:00)


○ ササゴイ 幼鳥
○ ササゴイ 幼鳥

  <10月17日(火) 曇り>

雨が上がるのを待って、午後から公園へ出かけた。 カワセミを撮りながら、池の周りを何度か周っていると、対岸の柵の上にホシゴイらしきものがとまっているのが見えた。 紅彩や翼の模様まで確認できない距離。 遠かったがシャッターを押した。

・その後、出会った知人にも 『ゴイサギがいましたよ。』と、教えた。 帰ってからPCで拡大すると、なんと、ホシゴイではなくササゴイ幼鳥だった。
・流山界隈では、江戸川堤防からササゴイを撮ったことがあったが、柏の葉公園での出会いは初めて。 もっと、しっかり観察すればよかったと、後悔するのは毎度のことで、明日また 確認することに。   


◎ 亜種ハクセキレイ
◎ 亜種ハクセキレイ

  <10月18日(水) 晴れ>

・  到着時、調節池は朝霧の中。 何も居ないように見えた水面だったが、目を凝らすと、朝霧の中に50羽ほどのカモたちが浮かんでいた。 しかし、霧が晴れてくると一斉に飛び去り、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモなど、僅かな数だけが残った。 

・調節池を周回したが、ササゴイの姿は無かった。 昨日出会ったのは午後のこと。 したがって、まだ草陰で眠っているのか、それとも南下を急いだか。
・カワセミがよく遊んでくれた。 カワセミは、何度も「中の島」に飛び込んでいた。 どうやら「中の島」が塒のもよう。
・今日は新機にオオバンの姿があった。 あと、ヨシガモ、ホシハジロなどが、何か別種を連れてくれることを期待して、夕暮れの公園をあとにした。


【1575】2017年10月24日(火) 曇り 柏の葉公園とその周辺

◎ ヤマガラ
◎ ヤマガラ

・台風21号の置き土産を期待して公園へ行ったが、特段の変化はなかった。 調節池は増水で閉鎖されており、外側道路からの観察。 水面には、ヒドリガモ、ハシビロガモなどが見られたが、新参はなかった。
・水が引き、通行できるようになるまで 1週間ほどかかるが、次の台風22号が発生しており、調節池内の探鳥は当分 無理かもしれない。
・公園の中も特に変ったことはなかったが、周辺の小さな公園で、「ニーニーニ」という懐かしい声が聞かれた。
・本日の野鳥は、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、カワセミ、コゲラ、モズ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ  (作成:2017年10月25日 9:00) 


【1576】2017年10月26日(水) 晴れ 谷津干潟

△ ヨーロッパトウネン
△ ヨーロッパトウネン

到着時は満潮に向かいつつあるときだったが、北側には、まだ砂地が残されていた。 今日は、バラ園前から探鳥をスタートし、観察センターを経由して南船橋へと歩いた。

・バラ園前では、オナガガモ約100羽を筆頭に、オオバン30、ヒドリガモ20、ホシハジロ10などが見られた。 特段、変わったものは見られなかった。
・カモたちを観察したのち、小学校前を通過して、東側遊歩道へと右折してから、干潟をチェックすると、通り過ぎたハイドの前にハマシギらしき群れが見えた。 100メートル程戻って確認するとトウネン約40羽の群れだった。
・既に満潮となった三番瀬あたりから飛来したのだろう。 浅瀬で動かないでいたが、暫くして採餌のためバラケ始めた。 そして、その中にヨーロッパトウネンらしき個体が1羽見つかった.
・満ち潮が進み、ボラが入り込むほど深くなると、トウネンたちは、観察センター前へと居場所を替えた。
・180円支払って入場し、前浜にいたトウネンの群れを、識別ポイントを反芻しながらチェックするするが、ヨーロッパトウネンが見つからない。
 <識別のポイント>
  ①背中のV字斑は、白くて明瞭。
  ②長めの足と前傾姿勢。
  ③嘴は細長く、嘴の先がやや下に曲がっている。
  ④翼の軸班が黒く羽縁が赤褐色。
  ⑤初列風切が尾羽より突き出ている。
  ⑥トウネンよりひと回り小さい。
・なかなか見つからないので、汀を左端から双眼鏡でユックリとなぞると、群れと離れたところで、忙しく動き廻っているヨーロッパトウネンが見つかった。 識別ポイントの②④⑥しか当てはまらなかったが、長い足を決め手とした。
・帰路では、淡水池裏の小道で、カッコウ(若)と思われる真っ黒な個体と瞬間的に出会った。
・本日の野鳥は、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、カッコウ、セイタカシギ、イソシギ、トウネン、ヨーロッパトウネン、カワセミ、モズ、オナガ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ  (作成:2017年10月28日 21:00)


【1577】2017年10月30日(月) 晴れ/強風 柏の葉周辺

○ ヨシガモ
○ ヨシガモ

台風22号が去ったあと、木枯らし1号が吹き荒れた。 野鳥は期待薄だったが、第2調節池 ⇒ キャンパス ⇒ 第1調節池 ⇒ ららポート を巡った。

・第2調節池は、先週より、さらに水嵩が増えていて 閉鎖。 外側道路からの観察となった。 ヒドリガモ、ハシビロガモ、数を増やしたオナガガモなどが見られたが、大きな変化は無かった。 キャンパスでは、セグロセキレイが見られたのみ。 強風が吹き抜ける度に落ち葉が舞った。
・第1調節池は、波が高かったが、カモ達は、比較的波が穏やかな個所に集まっていた。 ヨシガモは、 ♀/♂/エクリプスなど計8羽がカウントできた。
・本日の野鳥は、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、モズ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ  (作成:2017年10月31日 20:00)


【1578】2017年10月31日(火) 晴れ 利根運河~江戸川堤防

◎ ゴイサギ (幼)
◎ ゴイサギ (幼)

今日は、利根運河~江戸川堤防を歩いた。 運河では、ゴイサギ、カワセミ、カルガモなどが見られたが、ヒドリガモは、ゼロ。 コガモも1羽のみという状況。 モズは、アチコチで鳴いていて、モズだけが活況を呈していた。 また、出会う機会が多かったのは、アオサギ、ダイサギなどのサギ類。

・江戸川は、2日たっても薄茶色の水が滔々と流れており、広がったワンドに カルガモが50羽ほど集まっていた。
・本日の野鳥は、マガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ユリカモメ、トビ、カワセミ、モズ、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ   (作成:2017年10月31日 23:00)