流山の野鳥
フィールドノート 2014年12月
■【1159】 2014年12月3日 (水) 北印旛沼 期待膨らむトモエガモ。
・下総松崎駅から、田圃や沼の土手を歩いた。 狙いはコチョウゲンボウだったが、猛禽で見られたのは トビとノスリのみ。 チョウゲンボウすら見れなかった。
・沼では、西風が強く 湖面は波打ち、水鳥たちは、東岸に吹き寄せられていた。 その中に、昨シーズン 大群で見られたトモエガモが、数羽散見された。 沼周辺は、至るところ工事中で、沼の土手に上がるにも 往生した。
・本日の野鳥は、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、トモエガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、オオバン、トビ、ノスリ、カワセミ、モズ、ヒバリ、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ホオジロ
■【1160】 2014年12月4日 (木) 柏の葉公園とその周辺 やっと会えたアトリ。
・未だ 冬鳥らしい冬鳥に 出会っていなかったが、今日 やっと、シロハラ、カシラダカ、アトリなどに出会うことができた。 アトリは、一般的な鳥であるが、出会うと嬉しい冬鳥である。
・昨日は、北印旛沼でトモエガモを見ているので、ひょっとして との思いで調整池を覗いたが、こちらは、そんなに甘くはなかった。
・本日の野鳥は、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、オオバン、コゲラ、アカゲラ、モズ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アトリ、カワラヒワ、ホオジロ、カシラダカ
■【1161】 2014年12月5日 (金) 柏の葉公園 再びのアトリ。
・今日は、朝から青空が広がり 太陽が眩しかった。 昨日のアトリが、雨模様でイマイチだったので、青空をバックに撮りたくて、再度、公園へ行った。
・昨日と同じモミジバフウの前で 今日は腰掛けて 気長に待つことに。 最初の2時間は、青空だったが、カワラヒワばかり。 そして、その後は、ぶ厚い雲が広がり、太陽が隠れてしまった。 そんな頃を見計らってか、アトリが登場した。
・本日の野鳥は、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、オオバン、コゲラ、モズ、シジュウカラ、ヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、アトリ、カワラヒワ
■【1162】 2014年12月6日 (土) 野田市 出会う機会が増えたアカゲラ。
・孫が行っている幼稚園の お遊戯会出席のため野田文化会館へ行った。 開演まで時間があったので、市役所の南に広がる400m四方の林を散歩した。
・林の中へ足を踏み入れるなり、カケスの「ギャー」、コゲラの「ギィー」、ヤマガラの「ニーニ」、ジョウビタキの「ヒッヒッ」など、賑やかな鳥たちの合唱が聞こえてきた。 その中で、注目したのが、「キョッ キョッ」という懐かしい声。 『アカゲラが居るんだ~』と思いつつ、声がした方を探索すると、赤い腹を見せ 木をつつくアカゲラが見つかった。 前回は、理窓公園で お尻しか撮れなかったので、今回は何とか、いいポジションでと、好位置を探したが、散策道を外せそうになく、今回も顔のない写真しか撮れなかった。
・本日の野鳥は、キジバト、コゲラ、アカゲラ、カケス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ジョウビタキ、ハクセキレイ
■【1163】 2014年12月9日 (火) 晴れのち曇り時々雪 奥日光 冬期探鳥。
・光徳沼でバスを降りたときは、青空が広がり、絶好の鳥見日和だった。 しかし、次第に雲が広がり、時々 小雪が舞う寒い一日となった。 本日は、光徳沼から逆川を下って、泉門池 (いずみやどいけ) から赤沼へ辿るコースで1万8千歩。
・光徳沼や逆川では、誰とも出会わず、静寂そのもの。 万が一のため、熊よけ鈴をぶら下げて歩いた。 そのせいか、カワガラスを2度ばかり、逃がしてしまった。 戦場ヶ原に入ってから熊よけ鈴を外した。
・青木橋付近に来るまで、殆ど 鳥影はなかったが、ここで、やっと ゴジュウカラ、アカゲラなどと出会うことができた。 しかし、小雪が激しく舞い、鳥たちは黒いシルエットにしか見えなかった。
・その後は、湯川沿いの低い枯れ木でキレンジャク数羽が見られたが、ここのところの寒波で、ほとんどの鳥たちは山を下りたように思えた。
・積雪は、光徳沼あたりで約5cm。 吹きだまりでは約10cm。 また、木道や山道の積雪は2~3cmで、スパイクソール(雪上歩行補助具)を着用した。
・本日の野鳥は、コゲラ、アカゲラ、コガラ、エナガ、キレンジャク、ゴジュウカラ、カワガラス
■【1164】 2014年12月12日 (金) 薄曇り 羽田(はんだ)沼 珍客2種。
・冬鳥の珍客2種 アカハシハジロ(♂)と、クビワキンクロ(♀)が、同時に見られるとあって、千載一遇 東北新幹線に乗り、初めての地を訪れた。
・8時半到着して直ぐに、沼の中央部で休むアカハシハジロが見つかった。 アカハシハジロは、明るい赤橙色の頭と、ホシハジロより ひとまわり大きい体ゆえ、赤い嘴が見えないお休みモードでも 容易に発見することができた。 一方、クビワキンクロは、キンクロハジロのメスを一羽づつ確認するが、お休み中のものが多く、その特徴である 白いアイリングは発見できなかった。
・近くに居た人に聞くと、「寝ていて どれか 識別できないけれど、キンクロハジロに混じって 居ますよ。」とのことで、ひと安心。 あとで、ジックリと探そうと思い、まずは、アカハシハジロが、顔を上げる瞬間を待った。
・9時頃になって、7~8羽のオオハクチョウの群れが到着し始めると、静かだった湖面も騒がしくなり、カモたちも動き始めた。 そこで、クビワキンクロを探すと、白いアイリングと顔前面の白色部が決め手のクビワキンクロが、比較的近いところで見つかった。 オオハクチョウ様様である。
・その後、アカハシハジロは、沼の北端で潜水行動をしたり、中央部で、ホシハジロとともに ゆったりと遊泳していたが、クビハワキンクロは対岸のアシの中に入り、見えなくなった。
・本日の野鳥は、オオハクチョウ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、
[306]アカハシハジロ、ホシハジロ、[307]クビワキンクロ(♀)、キンクロハジロ、キジバト、カワウ、ノスリ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カシラダカ、アオジ
※ 12月10日下野新聞、12月11日東京新聞に、白鳥の飛来地「羽田沼」のアカハシハジロ、クビワキンクロの記事が掲載されました。
■【1165】 2014年12月16日 (火) 都立庭園 都会の庭園で。
・未見のアカハジロ(稀な冬鳥)が都内の庭園で見られるとあって、天気予報は雨だったが、出かけた。
・庭園入口で身分証明書を見せ、65歳以上の半額料金で入場。 少し歩いて池に出ると、既に、数人がカメラを覗いていた。 頭が黒く緑色光沢のあるアカハジロは、お休みモードだったが、ホシハジロと一緒に居て、すぐに見つかった。
・アカハジロとの距離は近く、潜水採食、羽繕いなどが観察できた。
・本日の野鳥は、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、{308}アカハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、オオバン、カワセミ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ
※ 今回見られたアカハジロは、交雑体「 アカハジロ × 不明 」の、アカハジロ側の形態が強く出た個体とする見方がある。 相手方はホシハジロの関与が否定できないとか。 なお、今回の個体の虹彩は汚白色であるが、その点 その専門家は、『
Wildfowl”や”Birds of East Asia"といった海外の図鑑に、アカハジロで虹彩に黄色味がある個体もいるような記述がある。』と、説明されている。
※ HX300(50倍機)に、E:62:10 手ブレ補正機構異常が表示されるようになったので、1年間使っていなかったHS10(30倍機)をサブとして、携行した。 帰りに柏のビックカメラに寄り、HX300を修理に出した。
■【1166】 2014年12月19日 (金) 渡良瀬遊水地 都会を離れて。
・板倉東洋大前駅を起点に、一万9千歩 風もなく 堤防の上をノンビリと歩いた。
・午前中は、ノスリやチョウゲンボウなどが よく飛んだが、お昼頃はサッパリで、夕方近くになって 山並みを背景に ミサゴを見た。
・本日の野鳥は、キジ、マガモ、カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ミサゴ、トビ、オオタカ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、オオジュリン
■【1167】 2014年12月21日 (日) 柏の葉公園 冬らしくなった公園。
・晴れたり、曇ったりと、空模様がクルクルと変わったが、風もなく暖かく感じる程だった。 今日は、家から公園内をグルグルと歩いて 14900歩。 地上のシメやツグミ、シロハラと出会う機会が多く、やっと 冬の公園らしくなってきた。
・本日の野鳥は、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、キジバト、アオサギ、コゲラ、モズ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ
■【1168】 2014年12月24日 (水) 曇りのち晴れ 渡良瀬遊水地 2年越し4度目の挑戦。
・2年越し 4度目の挑戦。 昨年とは場所は異なるが、数少ない冬鳥オオモズに やっと 会うことができた。 先日は、全く見ることが出来なかったオオモズ。 今日は、9時現着から現場を離れるまで2時間、距離は遠かったが、かなりの頻度で姿を見せてくれた。 時には、頭上を飛び越えていくことも。 コンデジ30倍機にテレコンを装着し、曇り空に消え入るようなオオモズを狙った。
・11時にオオモズのポイントを退去し アシ原を歩いていると、遠くに1台の車が見えた。 近づいて、アシの切れ目から水面を覗くと、白い体のツクシガモが見つかった。 ツクシガモは、2007年2月に多摩川河口で見て以来、8年振り。
・谷中湖では、カワアイアサやベニマシコを撮った。 アオゲラも見たが、これは撮れなかった。 中央エントランスへも行きたかったが、ゲート閉鎖30分前のアナンスが流れ、指示に従って帰り仕度。 今日は、アシ原や、史跡保全ゾーンも歩いたので歩数は、2万6千歩と、先日に比べ 7千歩ほど多かった。
・本日の野鳥は、ツクシガモ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、カワアイサ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、タゲリ、ミサゴ、トビ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、モズ、[309]オオモズ、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、メジロ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン
■【1169】 2014年12月27日 (土) 晴れ 筑波山 歳末探鳥。
・筑波山は観光地であり、冬鳥観察で行くには、日を誤ると、人だけ見て帰ってくることになる。 紅葉/遠足シーズン、正月初詣/初日の出、梅まつり期間などは、要注意である。 そこで、年末は、比較的空いていると思いきや、TXつくば駅前から乗った直行バスは、登山客で座席が全部埋まるほど 盛況だった。
・最初に梅林に立ち寄ると、剪定した枝を運び出す作業が行われていたが、花芽を啄むウソが見られた。 数は数羽と、多くはなかったが、出始めたばかりの花芽を食され、梅林関係者は、苦々しく思っていることだろう。
・登山道では、落ち葉に頭を突っ込んで、零れた種子を採餌しているハギマシコが見つかった。 人を恐れず、数メートルまで近づいてきたり、時には、人の往来の激しい、登山道まで 進出していた。
・時折、カシラダカの群れが飛来したが、その中に、ミヤマホオジロが混じっていた。 遠くでは、カヤクグリが、落ち葉に埋もれながら採餌。
・筑波山は、標高800mほどの低山だが、上空からの冷気で、顔や手先が冷たかった。 時間の経つのは早く、アッという間に一日が終わった。
・本日の野鳥は、キジバト、コゲラ、カケス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、シロハラ、ルリビタキ、ジョウビタキ、カヤクグリ、スズメ、ハクセキレイ、ハギマシコ、ウソ、ホオジロ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、アオジ、ソウシチョウ
■【1170】 2014年12月30日 (木) 晴れ 埼玉県 鶴、新春への贈り物。
・田んぼに着くと、遠くにナベヅルの姿が見えた。 ツルは、2012年1月ソデグロヅル、2012年4月カナダヅルに続いて3種め。
・現地9時から10時半まで、田んぼで採餌するナベヅルが見られた。 その後、ナベヅルは、田んぼを飛び立ち、堤防を越えて、川面に降り立った。 自分は、先回りして、堤防の上で待機していたので、川面を旋回するナベヅルを見ることが出来たが、撮影はイマイチ。 その後、ナベヅルは、堤防の上の人間を警戒してか、暫くして、川上へと飛び去った。 ナベヅルは、冬鳥として毎年、鹿児島県出水地方に渡来するが、その他の地域では、稀な冬鳥。
・本日の野鳥は、キジバト、アオサギ、ダイサギ、[310]ナベヅル、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、ツグミ
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