流山の野鳥

フィールドノート 2019年(令和元年)5月


【1810 】2019年(令和元年)5月2日 (木) 曇り 東葛エリア

○ ヒメアマツバメ
○ ヒメアマツバメ

ヒメアマツバメは、古巣の点検に飛来するが、スズメに阻まれ、落ち着くことも ままならぬ様子。

・クサシギやタシギは健在。 バンの交尾が見られた。 イソヒヨドリは声のみ。
・本日の野鳥は、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、ダイサギ、ヒメアマツバメ、コチドリ、タシギ、クサシギ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ムクドリ、イソヒヨドリ(声)、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ (掲載:2019年5月2日 23:00)


【1811 】2019年(令和元年)5月3日 (金) 晴れ 東葛エリア

◎ イワツバメ
◎ イワツバメ

昨日に続いて同じ所へ。 今日は、天気が良かったせいか、姫雨燕の動きは低調。 飛来回数は少なかった。

・一方、イワツバメは、ひとつの巣へ、複数羽が泥運びを行うなど、動きは活発。 タシギは、少し遠かったが、5羽ほど、散見できた。
・本日の野鳥は、昨日と全く同じ、 カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、ダイサギ、ヒメアマツバメ、コチドリ、タシギ、クサシギ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ムクドリ、イソヒヨドリ(声)、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ (掲載:2019年5月4日 20:00)


【1812 】2019年(令和元年)5月4日 (土) 晴れ 東葛エリア

○ クサシギ
○ クサシギ

天気が良いせいか、それとも、スズメを嫌ったのか、今日は、一度もヒメアマツバメの姿を見ることはなかった。 イワツバメは、ひとつの巣に、複数羽が共同で泥運びしていた。

・イワツバメとスズメ、1対1なら、スズメの方が強い。 イワツバメは、2羽がかりでスズメを追い払っていた。
・いつもは、無言で採餌しているクサシギ。 故に、その声を聞いたことがなかったが。 今日初めて、『ピョッピョッ』と『キョッキョッ』を混ぜたような囀り声を聴いた。 渡去する日が近づいているかも。
・本日の野鳥は、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、ダイサギ、コチドリ、タシギ、クサシギ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ (掲載:2019年5月5日 11:00)


【1813 】2019年(令和元年)5月6日 (月) 曇り 野田市

○ サシバ
○ サシバ

現地に着くと、いきなり、サシバが何処からともなく飛んできて、眼の前を通過し、遠くの電柱に止まった。 獲物に向かって刺すような飛び方ではなく、なんとなくフワフワと横切ったので、最初は、サシバと思わなかった。 接近するには、放水路が邪魔をし、近づけない。 土手から大きく迂回し、建物の陰に身を隠してサシバを狙った。

・この後、住宅地の方へ飛んで行ったので、あとを追ったが見失った。
・斜面林からは、キビタキの囀りが聴こえていた。

・本日の野鳥は、キジ、カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、チュウサギ、サシバ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ (掲載:2019年5月6日 16:00)


【1814 】2019年(令和元年)5月7日 (火) 曇り、時々雨 柏の葉周辺

△ コウノトリ
△ コウノトリ

キビタキ探しで森の中を歩いた。 『ピッ キキ ピピピピー』と、キビタキの声は、2ケ所から聴こえてきたが、視認できなかった。

・樹に架けられた巣箱では、シジュウカラが頻繁に出入りしていた。
・森の中で 成果がないまま かなりの時間を費やしたあと、調整池へ向かった。 通りがかりの電線でイソヒヨドリ。 調整池では、クサシギ、タシギなどが見られた。
・いつものように、クサシギやタシギにカメラをむけていると、遠くに白く大きな塊が眼に入った。 『ゴミ?』『でかいダイサギ?』 と思ったが、後部が黒いことから 疑問に思って双眼鏡で確認すると、想定外のコウノトリだった。
・帰宅してから、足環の色を頼りに調べると、右足環「黄黒」、左「黒赤」から、平成28年に 『野田市こうのとりの里』で放鳥された「きずな J0127 (平成28年3月26日生 ♂)と、思われた。 背中に発信機を装着していたため野田市でも居場所把握していると思ったが、念のため野田市へメール連絡しておいた。 コウノトリのこの地への飛来はたぶん初。
・本日の野鳥は、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、コウノトリ、カワウ、ダイサギ、コチドリ、タシギ、クサシギ、コゲラ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ (掲載:2019年5月9日 8:00)


【1815 】2019年(令和元年)5月8日 (水) 晴れ 流山市

◇ オナガ
◇ オナガ

1ケ月ぶりの訪問。 ツミ♀は抱卵中(たぶん)で ♂♀の動きは静かだった。

・♂から♀への餌渡しは、1回だけあった。
・キジバトやオナガは、活発に動いていた。
・本日の野鳥は、キジバト、ツミ、コゲラ、オナガ、ムクドリ (掲載:2019年5月9日 11:00)


【1816 】2019年(令和元年)5月12日 (日) 曇りのち晴れ 柏の葉周辺

◎ カワセミ
◎ カワセミ

ここのところ 纏まった雨が降っていないので、調整池の底が露出し、水鳥たちの食住環境は悪化していた。 クサシギ、タシギなどは、狭くなった水域で採餌していたが、アオサギ、ダイサギなどの食欲を満たすほど、食材が存在するとは、思えなかった。

・森では、『ピーチョ、ピッピリリー』の声を頼りに その主を探したが、声が聴こえるだけで 姿を見ることはできなかった。
・本日の野鳥は、カルガモ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、コチドリ、タシギ、クサシギ、イソシギ、カワセミ、コゲラ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ (掲載:2019年5月13日 8:00)


【1817 】2019年(令和元年)5月14日 (火) 曇り 柏の葉周辺

◎ モズ
◎ モズ

調整池の水域は、益々狭まり、タシギ、クサシギの食住環境は、悪化の一途。 サギ類の姿もなかった。

・森で、『キチキチキー キッ チキー』 と、モズの鳴き声。 冬季の鳴き声より、若い感じの声だった。
・こんぶくろ池でオオヨシキリが鳴いていた。
・本日の野鳥は、カルガモ、キジバト、カワウ、バン、コチドリ、タシギ、クサシギ、イソシギ、コゲラ、モズ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ (掲載:2019年5月15日 21:00)


【1818 】2019年(令和元年)5月16日 (木) 晴れ 柏の葉周辺

◎ イソヒヨドリ
◎ イソヒヨドリ

マンションの上層階から、地上の昆虫を目がけて 一直線に下降し捕獲する様は、猛禽が上空から急降下し狩する如く 迫力があった。 海の崖などで発揮していたイソヒヨドリの能力は、都市部でも十分適応し、♂♀が交互に捕獲昆虫を運んでいた。

・調整池は、干上がり、タシギ、クサシギも それぞれ1羽見られただけ。 ダイサギも飛来したが、すぐに飛び去った。 コチドリはそこそこ見られた。
・別の調整池では、イワツバメに混じってヒメアマツバメも飛来した。
・先日と同じ場所で、再びモズと出会った。 今日は、♂♀が一緒で、雛のような小さな声も聴こえていた。 視認できなかったが、営巣しているのだろう。
・本日の野鳥は、カルガモ、キジバト、ダイサギ、ヒメアマツバメ、コチドリ、タシギ、クサシギ、カワセミ、モズ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ (掲載:2019年5月17日 16:00)


【1819 】2019年(令和元年)5月17日 (金) 晴れ 柏の葉周辺

○ ヒメアマツバメ
○ ヒメアマツバメ

ヒメアマツバメが、何度も、構造物の一角に飛び込んでいた。 人間からは見えない位置。 新たに巣の構築を始めたかもしれない。 スズメの攻撃で放棄した古巣にも、様子を見に飛来した。

・イソヒヨドリの動きは活発。 餌捕りに忙しそうだった。
・本日の野鳥は、カルガモ、キジバト、ヒメアマツバメ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ (掲載:2019年5月18日 17:00)


【1820 】2019年(令和元年)5月18日 (土) 晴れ 柏の葉周辺

◎ イワツバメ
◎ イワツバメ

イワツバメや、ヒメアマツバメの動きは、昨日と変わらず 活発だった。 イソヒヨドリも健在。

・本日の野鳥は、カルガモ、キジバト、カワウ、ヒメアマツバメ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ (掲載:2019年5月19日 8:00)


【1821 】2019年(令和元年)5月22日 (水) 晴れ 柏の葉周辺

◎ イソヒヨドリ
◎ イソヒヨドリ

完全に干上がっていた調整池も、昨日の雨で水深10cmほどに回復していた。 しかし、シギ類はさっぱりで、カルガモ、ダイサギ、アオサギなどが戻っていただけだった。

・ヒメアマツバメの飛翔も見られたが、撮れなかった。
・本日の野鳥は、カルガモ、キジバト、コチドリ、カワウ、ヒメアマツバメ、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ (掲載:2019年5月22日 22:00)


【1822 】2019年(令和元年)5月23日 (木) 晴れ 柏の葉周辺

◎ イソヒヨドリ
◎ イソヒヨドリ

鳥果少なく、蝶撮り散歩。 森で見られたのは、ウラギンシジミ、コミスジ、ヒカゲチョウ、キマダラヒカゲ、コジャノメなど、一般的なもの。

・本日の野鳥は、カルガモ、キジバト、カワウ、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ と、毎度お馴染の面子。 (掲載:2019年5月23日 20:00)


【1823 】2019年(令和元年)5月27、28日 柏の葉周辺

◎ コチドリ
◎ コチドリ

ついこの前までは、パーカーを手放せなかったが、ここのところの真夏日の日本列島。 異常気象で、野鳥も戸惑っているのではないか。 調整池からタシギやクサシギが消えた。 ホトトギスの声は未だ聴かれない。 コムクドリも未だ。

・2日間の野鳥は、カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、バン、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ と、毎度お馴染の面子。 (掲載:2019年5月28日 20:00)


【1824 】2019年(令和元年)5月30、31日 柏の葉周辺

◎ キジ
◎ キジ

『ニーニーニ』と鳴いていたのでヤマガラかと思ったが、シジュウカラの親子連れだった。

・赤っぽい体で前翅先端が鋭角。 ベニシジミより大きく、キタテハより小さい。 何だろうと思いながら、止まったところを確認すると、天狗蝶だった。 普通種であるが、ここで初めて。
・2日間の野鳥は、キジ、カルガモ、キジバト、カワウ、コゲラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ (掲載:2019年6月1日 8:00)