流山の野鳥


野鳥ノート 27 シギ科(6)

アメリカウズラシギ  ウズラシギ  サルハマシギ  ハマシギ  ヘラシギ  キリアイ  エリマキシギ  アカエリヒレアシシギ  ハイイロヒレアシシギ


257 アメリカウズラシギ △

アメリカ鶉鷸 (英)Pectoral Sandpiper (学)Calidris melanotos

・胸の縦斑部と腹の白との境が明瞭。
・嘴基部に黄色味が混じる。
・頭の赤褐色味が弱くキャップは不明瞭。

・日本には、数少ない旅鳥として渡来。

・2015年2月27日 稲敷市
・2015年2月27日 稲敷市

 



258 ウズラシギ ○

鶉鷸 (英)Sharp-tailed Sandpiper (学)Calidris acuminata

・成鳥夏羽は、頭頂の茶色がキャップ状に見える。 足は、緑黄色。

・近年棲息域の減少に伴い 数を減らしている。 旅鳥として渡来。

・2010年8月28日 稲敷市
・2010年8月28日 稲敷市
・2013年8月23日 三番瀬  ・アジサシ類と一緒に舞い上るときと、干潟に1羽ポツンと残ったままのときもあった。
・2013年8月23日 三番瀬  ・アジサシ類と一緒に舞い上るときと、干潟に1羽ポツンと残ったままのときもあった。


259 サルハマシギ ○

・猿浜鷸 (英Curlew Sandpiper (学)Calidris ferruginea

・成鳥夏羽の胸から腹にかけての赤色が特徴。
・旅鳥として各地の干潟に渡来するが、数は多くない。

・2009年5月16日 三番瀬  ・コオバシギと色柄は似ているが、コオバシギは大きいので区別がつく。
・2009年5月16日 三番瀬  ・コオバシギと色柄は似ているが、コオバシギは大きいので区別がつく。
・2009年5月16日 三番瀬  ・ハマシギと一緒に行動していた。 ハマシギと同大。
・2009年5月16日 三番瀬  ・ハマシギと一緒に行動していた。 ハマシギと同大。


261 ハマシギ ◎

・浜鷸 (英)Dunlin (学)Calidris alpina

・嘴が長く、やや下に曲がる。 夏羽では、頭頂と上面は茶色で腹は黒くなる。 冬羽では上面は灰褐色で腹は白い。
・旅鳥または冬鳥

・2007年8月11日 三番瀬  ・夏羽では、腹が黒くなる。
・2007年8月11日 三番瀬  ・夏羽では、腹が黒くなる。
・2008年2月2日 一ノ宮川河口  ・左:ミユビシギ冬羽、右:ハマシギ冬羽   ・ハマシギの方が嘴が長く、体も大きい。
・2008年2月2日 一ノ宮川河口  ・左:ミユビシギ冬羽、右:ハマシギ冬羽   ・ハマシギの方が嘴が長く、体も大きい。

・2007年12月30日 三番瀬  ・冬の三番瀬の風物詩。 潮が引き始めると、真っ先に登場する。
・2007年12月30日 三番瀬  ・冬の三番瀬の風物詩。 潮が引き始めると、真っ先に登場する。

263 ヘラシギ △

・箆鷸 (英Spoon-billed Sandpiper (学)Eurynorhynchus pygmeus

・スプーン状に先が広がった独特の嘴。
・ロシアで繁殖し、夏場を過ごした後、東南アジア方面の越冬地へと渡るまれな旅鳥。

・生息個体数が世界で2000羽程度で絶滅のおそれがあるとされる渡り鳥ヘラシギ。 30年ほど前には日本国内でもしばしば確認されたが、最近では珍しいという。

・2007年9月2日 三番瀬
・2007年9月2日 三番瀬
・2007年9月2日 三番瀬  ・このような嘴でよく餌がとれるものだと感心してしまう。
・2007年9月2日 三番瀬  ・このような嘴でよく餌がとれるものだと感心してしまう。
・2007年9月2日 三番瀬
・2007年9月2日 三番瀬

・2007年9月2日 三番瀬
・2007年9月2日 三番瀬


264 キリアイ ○

・錐合 (英Broad-billed Sandpiper (学)Limicola falcinellus

・先が少し下に曲がった太めで長い嘴。 眼の上でふた筋に分かれる白い眉斑。 ハマシギやトウネンと行動を共にする。 旅鳥。

・2009年8月12日 三番瀬  ・頭の縞模様が特徴的。 バックは、オオソリハシシギ。 大きなオオソリハシシキの横を、物おじせず、チョコチョコと動き回っていた。
・2009年8月12日 三番瀬  ・頭の縞模様が特徴的。 バックは、オオソリハシシギ。 大きなオオソリハシシキの横を、物おじせず、チョコチョコと動き回っていた。
・2007年9月2日 三番瀬  ・トウネンとよく似ているが、トウネンより一回り大きく、嘴が長いので、見分けがつく。ハマシギより、少し小さい。
・2007年9月2日 三番瀬  ・トウネンとよく似ているが、トウネンより一回り大きく、嘴が長いので、見分けがつく。ハマシギより、少し小さい。
・2009年8月12日 三番瀬
・2009年8月12日 三番瀬


266 エリマキシギ ○

・襟巻鷸 (英Ruff (学)Philomachus pugnax

・♂成鳥夏羽は、襟を巻いた様々な形と色合いがあり、変化に富んでいる。但し、日本で見る機会はない。 旅鳥。

・2007年9月2日 三番瀬  小さな眼と清楚な顔が特徴。♂夏羽からは想像がつかない。 ・バックはキョウジョシギ、さらにその奥はオグロシギ
・2007年9月2日 三番瀬  小さな眼と清楚な顔が特徴。♂夏羽からは想像がつかない。 ・バックはキョウジョシギ、さらにその奥はオグロシギ
・2011年8月12日 河内町  ・酷暑の休耕田にて。
・2011年8月12日 河内町  ・酷暑の休耕田にて。
・2011年8月12日 河内町
・2011年8月12日 河内町


268 アカエリヒレアシシギ ○

・赤襟鰭足鷸 (英Red-necked Phalarope  (学Phalaropus lobatus


269 ハイイロヒレアシシギ ◇

・灰色鰭足鷸 (英Grey Phalarope  (学Phalaropus fulicarius

・旅鳥で、通常は沖合を通過するが、春の風が強く吹いたときなどは、群れで沿岸部に出現することがある。
・アカエリヒレアシシギと比べて、ハイイロは、嘴基部が黄色いのが特徴。 また、嘴も太い。
・2012年、2013年の春の嵐のあと、谷津干潟で見られた。 

・2013年4月8日 谷津干潟
・2013年4月8日 谷津干潟
・2013年4月8日 谷津干潟
・2013年4月8日 谷津干潟
・2013年4月8日 谷津干潟
・2013年4月8日 谷津干潟

・2013年4月8日 谷津干潟
・2013年4月8日 谷津干潟