流山の野鳥

フィールドノート 2015年6月 


【1239】 2015年6月4日 (木) 晴れ 新川耕地 お気に入りのビューポイント。

○ ハヤブサ
○ ハヤブサ

今年の状況はどうかなと、コヨシキリやヨシゴイの様子を見に行ったが、いずれも不調。 鳴き声すら聴けなかった。

・唯一の ときめきは、ハヤブサ。 飛翔は 撮れなかったが、2度ほど見ることができた。 また、お気に入りのビューポイント 企業のロゴカンバンの上で 長時間、まったりとしているところが見られた。
・日差しは強かったが、風も強かったため、暑くはなかったが、アシが大揺れし、セッカもいいところにはとまってくれなかった。
・本日の野鳥は、キジ、カルガモ、キジバト、アオサギ、チュウサギ、コチドリ、ハヤブサ、ヒバリ、ツバメ、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ  


【1240】 2015年6月6日 (土) 曇り時々晴れ、 【1241】 6月7日(日) 晴れ 江戸川 チョウゲンボウ親子。

◎ チョウゲンボウ
◎ チョウゲンボウ

チョウゲンボウが巣立ったと聞き、親子に会いたくて、2日に渡り、江戸川へ行った。 チョウゲンボウの親子4羽は、橋桁の巣の周辺で見ることができた。

・親は、餌を見せびらかし、また時には、体当たりなどして、盛んに自立を促していたが、子は、「もう少し あなたの子供で居させて下さい。」 と、言っているようだった。
・本日の野鳥は、キジ、カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、ミサゴ、チョウゲンボウ、ヒバリ、ツバメ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ 


【1242】 2015年6月10日(水) 晴れ 三番瀬 カラッポの干潟。

◎ ダイサギ
◎ ダイサギ

梅雨の合間、潮干狩りの休場日に三番瀬を訪れた。 京成船橋駅前 7時30分発のバスに乗車。 通勤の人でバスは満員。 途中、湾岸道路まで渋滞し、45分かかって終点到着。 自分は、座ることはできたが、立っている人は気の毒なくらい。

・到着時、干潟は、満ちつつあったが、まだ、砂地が多く広がっていた。 中央部から東西を俯瞰するが、見渡す限りなにもいない。 遠くにダイサギ1羽が確認できたのみ。 取り敢えず、防砂堤へ行くが、ここでも、アオサギとカワウの集団が遠くに、見えるだけで、アジサシ類の姿もなく寂しい限り。 そして、折り返して 市川側の終端まで トボトボと歩くが、状況は変わらなかった。
・100羽のカワウ、数羽のアオサギ、1羽のダイサギ、2羽のコチドリ、1羽のメダイチドリが本日の総て。 カメラマン、観察者もゼロだった。


【1243】 2015年6月11日(木) 晴れ 江戸川 チョウゲンボウの休養。

◎ チョウゲンボウ
◎ チョウゲンボウ

昨日は、子の 狩りや飛行などの自立訓練が芝地で見られたとか。 今日もハデに行われるかと期待して待ったが、父親は、何処かへ出かけ、母親は、羽繕いするだけで 目だった動きは無かった。 子の方も、寝そべってばかりで、姿を見る機会は少なかった。

・先日は、川を下るミサゴの飛翔が見られたが、今朝は、カッコウが川を 下り/上り するところが見られた。
・本日の野鳥は、カルガモ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、カッコウ、チョウゲンボウ、オオヨシキリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ


【1244】 2015年6月15日(月) 晴れ 江戸川 子を見守る母と、狩りに行く父。

◎ チョウゲンボウ
◎ チョウゲンボウ

この時季にしか見られない 親子揃った姿が見たくて 今年4度目の訪問。

・今日は、母親が、子を見守り、また飛行訓練を行い、父親が狩りをして給餌するところなどが見られた。
・飛行訓練は、対岸上空を 親子揃って 羽ばたきや旋回ソアリングなどしているところが見られた。
・飛行を終えると、子は 橋桁のパイプに戻り、盛んに 「キィーキキキ」と、餌をねだっていた。 暫くして、父親が、30cmはあろうかと思われるカナヘビを運んできた。 飛行訓練が上手くできた ご褒美かも。
・親子の行動の中心は、橋桁であるが、今日は、♂が、近くのグラウンドや畑で狩りをするところが見られた。 次回は、小石などの擬似餌で 狩りの訓練するところが見たいものである。
・本日の野鳥は、カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、コチドリ、チョウゲンボウ、ヒバリ、ツバメ、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ  


【1245】 2015年6月17日(水) 曇り 牛久沼田んぼ 緑に映えるオレンジ色。

◎ アマサギ
◎ アマサギ

梅雨の合間に、一年ぶりの訪問。 今年の休耕田の様子をチェックしながら、雑草地帯を目指して田んぼを歩いた。 アシの植生では、オオヨシキリが賑やかだったが、アシの背が高く、姿を見るのは容易でなかった。

・雑草の休耕田からは、コジュリンの 『チョッピリ チビチビ チー』 や、セッカの 『ヒッヒ チャチャン』 の声が聞こえて来た。 コジュリンは、農道から比較的近い場所で囀り、近くに、農作業者の姿もなく、じっくりと撮ることができた。 セッカは、少し遠くて、撮りづらかった。
・コジュリンやセッカを撮っていると、遠くに、頭がオレンジ色のアマサギが降りるのが見えた。 500mほど移動して近づくと、完全夏羽は1羽で、ややオレンジが混じるもの1羽、そして真っ白なものが3羽の計5羽が羽を休めていた。 アマサギと出会うのは、今年は、谷津干潟、葛西臨海公園に続いて3度目だが、やっと本来の田んぼで 出会え、イメージどおりに撮ることが出来た。
・本日の野鳥は、キジ、カルガモ、キジバト、カワウ、アマサギ、アオサギ、チュウサギ、コサギ、トビ、ヒバリ、ツバメ、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、コジュリン


【1246】 2015年6月19日(金) 曇り時々雨 流山市 スクスクと2羽。

○ ツミ
○ ツミ

雨が降り出す前にと、巣立ち雛を見るため 始発バスで 市内の公園へ行った。 公園では、近隣の人達の朝体操の輪の外で、既に お二人がカメラを構えておられた。

・挨拶もソコソコに、『一番子は、巣と 隣りの枝を行き来し、たまに、こっち側の (10数メートル離れた) 木に飛んでくるよ。』、『二番子は、まだ巣から離れられないね。』、『親は、あっちの高いところから見張っているよ。』 と、次々に状況を教えて下さった。
・前回訪れた1ケ月前は、抱卵の兆しがあった時期で、♂成鳥しか見られなかった。 営巣中の様子は分からないが、今回は、2羽の雛が育ち、 一番子は、巣を飛び出して 巣の周囲を飛んでいたり、二番子が、まだ巣から離れられないところや、成鳥♂♀の姿が見られた。
・本日の野鳥は、キジバト、ツミ、ムクドリ、スズメ、オナガ  


【1247】 2015年6月20日(土) 晴れ 流山市 アリャリャ。

○ ツミ
○ ツミ

今日は、朝から良い天気 日差しが眩しい。 昨日は、雨で思ったように撮れなかったので、再度 訪れた。 休日なので、普段より 始発バスの時刻が遅く、7時過ぎに公園に到着した。

・既に数人がカメラを構えており、聞くと、昨日は、まだ巣から出てこなかった二番子が、今日は巣を飛び出して、一番子と共に 高枝に移動したという。 二番子も順調に育っているようで ひと安心。
・画像は、宙づりになったジュニア。 止まった枝が細すぎて、体が反転落下したもようで、自分の身に何が起こったのか? 理解しょうと 辺りをキョロキョロと見まわしていた。 暫くして、何とか 自力脱出に成功。
・本日の野鳥は、キジバト、ツミ、ムクドリ、スズメ、オナガ  


【1248】 2015年6月22日(月) 晴れ 流山市 2番子も大きく成長。

○ ツミ
○ ツミ

天気予報では、午後から晴れるというので、遅めに家を出た。 ツミは、昨日の状況と大差は無かったが、2番子の行動範囲が、半径20数メートルほどに広がっており、日増しに成長する姿が見てとれた。

・給餌は、小さな肉片を ♀親が 口移しで与えていたが、1番子は、与えられた肉ブロックを脚で挟み ひとりで食するところが見られた。
・本日の野鳥は、キジバト、ツミ、ムクドリ、スズメ、オナガ 


【1249】 2015年6月24日(水) 晴れ 流山市 区切り間近。

○ ツミ
○ ツミ

巣立ち後、4回目の訪問。 日に日に 子供の行動範囲が広くなっていた。 2番子は、まだ 口移しで 餌を貰っていたが、1番子は、そろそろ、狩りの訓練が始まる時期か。 そうなれば、この公園で見られる機会も減少する。

・本日の野鳥は、キジバト、ツミ、ムクドリ、スズメ、オナガ  


【1250】 2015年6月26日(金) 曇り一時雨 千葉県 青葉繁れる。

○ アオバズク
○ アオバズク

そろそろ巣立ちかな と思い、アオバズクの様子を見に行った。 アオバズクは、昨年と同じ場所で 親1羽が見られたが、巣立ちの気配は無かった。 

・到着して 直ぐに、周囲を探索を開始するが、なかなかアオバズクを発見することができなかった。 暫くして、少し離れた場所だったが、障害物もなく 見通しの良いところに居るところが見つかった。 ホッ!
・親の睡眠の邪魔をしないよう、長居はしないで早々に引き揚げ、公園の中をを歩いた。 公園の中は、いたって静か。 1ケ所でキビタキの囀りを聴いたが、あとは、ヒヨドリの声がするだけで、目ぼしいものは見当たらなかった。
・本日の野鳥は、アオバズク、ヒヨドリ、スズメ、キビタキ(声)


【1251】 2015年6月28日(日) 晴れ 大落古利根川 2年ぶりの訪問。

◇ シラコバト
◇ シラコバト

ほぼ2年ぶりの訪問。 駅では、乗るバスに 戸惑うほど 記憶が遠かった。 また 現地に着くと、以前は、草ボウボウで 歩きにくかった土手に、アスファルトの遊歩道が整備され、これまた、時の経過を感じさせてくれた。

・今日は、現着8時から11時30分の間に、シラコバトと2回出会うことが出来た。 1回目は、9時52分。 今日は ダメかと諦めかけたとき、南から飛来し、少し離れた電柱の上にとまった。 しかし、そこは逆光の位置。 南北に走る道路で、順光側へ行くには、シラコバトの下を通らなければならない。 飛ばれては意味がなく、躊躇していると 犬の散歩人が近づき、飛び去ってしまった。
・ワンモアチャンス 順光側で待つべく、南北道路と東西道路が出合う場所で待機していると、11時23分、東西道路の電柱にとまった。 ここは やや順光。 電柱の上で羽繕いをしたのち、50メートルほど南の畑へ降り、何かを啄んでいた。
・本日の野鳥は、カルガモ、キジバト、シラコバト、カワウ、アオサギ、コサギ、トビ、モズ、ヒバリ、ツバメ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ  


【1252】 2015年6月30日(火) 曇り 流山市 一家健在。

○ ツミ
○ ツミ

1週間ぶりの訪問。 公園に着くと、女性カメラマンが一人。 よく見かける人たちの姿が見えない。 皆な揃って、カワセミやヨシゴイを撮りに行ったのかなと思いながら、リュックからカメラを取り出した。

・ツミ一家は健在。 子供は、依然 親から餌を貰っていたが、1番子は 羽衣がついたままの状態で、 2番子は、羽が毟り取られたあとを 与えられていた。 1週間前に見られた、親が肉片を 口移しで与える光景は、2番子でも見ることはなかった。 2羽とも、順調に育っている。
・本日の野鳥は、キジバト、ツミ、ムクドリ、スズメ、オナガ