流山の野鳥

フィールドノート 2016年8月 


【1405】 2016年8月4日(木) 晴れ 柏の葉公園 盛夏のコムクドリ。

○ コムクドリ
○ コムクドリ

・梅雨が明けてから、全国で大雨洪水警報や土砂災害情報などが発令される日が続いていたが、いつのまにか真夏日、猛暑日の盛夏となった。
・コムクドリ撮りと言えば、今季は、曇りか雨のときしか撮っていなかった。 白い雲が流れ、時折 薄暗くなることもあったが、青空を背景にした 黒光沢の体を撮りたくて、柏の葉へ行った。
・ベンチに腰かけ、コムクドリの飛来を待っていると、まず ムクドリの群れが眼の前の電線にとまった。 電線は暑いのか、群れは すぐに桜の木蔭に消えた。
・次に、コムクドリが飛来した。 ムクドリとは、行動が別なようで、♂♀が交互に 電線にとまった。 やはり 暑いらしく すぐに、飛び去った。
・青空をバックにコムクドリを撮りたかったが、雲の流れ/太陽の位置など タイミングが合わず 目論見は 果たせなかった。
・本日の野鳥は、カルガモ、キジバト、ヒヨドリ、ムクドリ、コムクドリ、スズメ、ホオジロ  (作成:2016年8月05日15時)


【1406】 2016年8月7日(日) 晴れ 三番瀬 人気者オオメダイチドリ。

◇ オオメダイチドリ
◇ オオメダイチドリ

・ほぼ1年ぶりの三番瀬、潮の干満を考えて、いつもより1時間遅く家を出た。 京成船橋前8時30分のバスに乗車し 9時前に到着。 出始めた干潟はまだ小さく ウミネコが集まりかけているグッドタイミングだった。
・暫くして、キアシシギと共にオオソリハシシギが舞い降りた。 しかし、数は極めて少ない。 キアシシギは数羽、オオソリハシシギはたったの1羽だった。
・防砂堤へ行っても、ウミネコ、カワウが見られる程度。 引き返して市川側へ行くが、ウミネコだけで、目ぼしいものはいなかった。
・船橋側を双眼鏡で覗くと大勢の人がネット前に集まっていた。 大規模な探鳥会で 鳥の数より 人間の方が多いくらい。 オオメダイチドリが人気を博していた。
・本日の野鳥は、カワウ、ダイサギ、コサギ、ダイゼン、シロチドリ、メダイチドリ、オオメダイチドリ、オオソリハシシギ、キアシシギ、ウミネコ、セグロカモメ  (作成:2016年8月08日22時)


【1407】 2016年8月10日(水) 晴れ 谷津干潟 静かな干潟。

◎メダイチドリ、◎トウネン
◎メダイチドリ、◎トウネン

・暑さから避難できる場所がある と言えば谷津干潟。 特に狙いがある訳でなく 家を出た。
・到着時、干潟は 引きつつあるのか、満ちつつあるのか判らない程 静か。 比較的浅い 北側に トウネンやメダイチドリが集まっていた。
・何か入っていないか ハイドから サギ類やコチドリ、トウネンの群れをサーチするが、目ぼしいものは見当たらなかった。 鳥も少なめ、観察者も少なめな 長閑な干潟だった。
・本日の野鳥は、カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ダイゼン、コチドリ、メダイチドリ、セイタカシギ、アオアシシギ、キアシシギ、キョウジョシギ、トウネン、ウミネコ、シジュウカラ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ  (作成:2016年8月11日16時)


【1408】 2016年8月12日(金) 晴れ 幕張の浜 アジサシ去って。

◎ キアシシギ
◎ キアシシギ

・7月末から 葛西臨海公園、三番瀬、谷津干潟と 湾岸を巡り、4ケ所目の今日は、幕張の海に出かけた。 これまで、豊砂浜まで行ったことはあったが、幕張の浜は初めて。 浜田川から花見川の間を往復した。
・聞くところによると、1週間ほど前まで、アジサシ類で賑っていたとのこと。 今日は、所々でウミネやキアシシギが見られた程度で、散歩する人も少なく、アジサシ類はゼロだった。
・本日の野鳥は、カルガモ、キジバト、カワウ、ダイサギ、キアシシギ、ウミネコ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ  (作成:2016年8月13日16時) 


【1409】 2016年8月14日(日) 曇り 谷津干潟 キリアイの立ち寄り。

○ キリアイ
○ キリアイ

観察センターの昨日(8月13日)のフィールドノートに、キイアイと ヒバリシギ<が記録されていた。 丁度、三番瀬のキリアイ狙いを考えていたところだったので、急遽 行き先を谷津干潟へ変更し直行した。

・北側を主体に、何度も往復して ヒバリシギやキリアイを探すが、見られたのは トウネン、コチドリ、キアシシギといった常連組のみ。
・そんなとき、ご夫婦バーダの旦那さんの 奥さんを呼ぶ声 「オーイ!」。 自分が呼ばれたかと思い、振り返って 「はぁ?」。 「いゃ 家内を…」 と、奥さんを呼びかける声だったが、照れくさそうに 「キリアイが…そこに。」 と、親切に居場所を教えて下さった。
・キリアイは、あまり人を恐れず、観察ハイドの前で採餌していた。 この日、残念ながらヒバリシギとの出会いはなかった。
・本日の干潟の鳥は、カルガモ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ダイゼン、コチドリ、メダイチドリ、セイタカシギ、オオソリハシシギ、アオアシシギ、キアシシギ、キョウジョシギ、トウネン、キリアイ、ウミネコ、ハクセキレイ、  (作成:2016年8月15日15時)


【1410】 2016年8月17日(水)~19日(金) 道志村 雨のキャンプ。

◎ キセキレイ
◎ キセキレイ

17日、「道志みち」 に入った頃は、カンカン照り。 孫たちは早速 川に入って水遊び。 18日、朝から雨模様。 山中湖に着いたときは、ドシャ振りの雨。 別荘地の水場へ行くことを諦め、「森の中の水族館」へ。 そして、19日、朝から小雨が降っており、BWを断念し帰途へ。


・昨年に続き 今年も道志村で孫たちとキャンプを楽しんだが、野鳥はキセキレイが見られた程度で、昨年 見られたカワガラスとの出会いはなかった。 しかし、少し大きめの白っぽい鳥 (たぶん憧れのアレ)が飛び去るところや、「ゲッ ゲェ」と鳴きながら飛ぶ 正体不明の鳥と遭遇したが、同定には至らなかった。
・本日の野鳥は、シジュウカラ、ヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、ガビチョウ  (作成:2016年8月20日12時)


【1411】 2016年8月21日(日)晴れ 埼玉県 間に合った。

△ レンカク
△ レンカク

バスを間違えて乗った。 降ろされた場所では、いつもと違う風景が広がっていた。 沼への方向を聞くにも 人の姿は見られず、時折 車が通り過ぎるのみ。 取り敢えず歩きだすが、方角が合っているかどうか判らない。 対向から1台の車が走ってきたので、手を上げ、停まって貰い 沼の方角を聞くと、まるっきり正反対に向かって歩いていた。 一時はどうなるかと思ったが、バスは2系統あるようで、いつもは、沼の南を走る系統だが、乗ったバスは沼の北側を走っていた。 ハスの群生がある沼の北端へは、南側のバス停からでも北側からでも距離的には大差はなかった。


・道に迷ったせいで 少し遅れて沼に到着。 既に250人程が沼の三方からレンカクを狙っていた。 しかし、シャッター音は聞かれず、何か遠くを注視しているようだった。 近くで、スコープを覗いていた女性に聞くと、120~130メートル先のアシの茂みに レンカクが見え隠れしているという。 カメラマンの多くは、レンカクをハスの花がらみで撮ろうとするリピータのようで、暑い中 日陰の無い木橋の上にズラリと並んでいた。
・当方は、初見の新人。 記録写真でも撮れれば御の字。 少しでも近いところから狙える場所と 日陰を探して移動した。
・レンカクは、水辺で水生昆虫なのだろうか 採餌行動で見え隠れしていたが、8時半から11時半の間、飛ぶことはなく 場所を変えようとはしなかった。
・レンカク[326]を待つ間に見られた野鳥は、カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アマサギ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、セイタカシギ、アジサシsp、ハクセキレイ  (作成:2016年8月22日15:30)


【1412】 2016年8月25日(木)晴れ時々曇り 野田市 季節はツツドリ。

◎ ツツソリ
◎ ツツソリ

朝から日差しが強く ジリジリと暑さが伝わってきた。 8時現着 既に、数人がツツドリを狙っていた。

・ツツドリは、5~6羽は確実で、葉が少なくなった桜の樹と、近くの常緑樹の間を飛び回っていた。 赤色型は、複数を同時に確認できなかったので 1羽かもしれない。
・この時季、例年なら まだ葉が多く、ツツドリを探すのに難儀するところだが、今年は枯れ枝が目立ち 落葉が少々早いように思えた。 お蔭で発見は容易だったが、暑さには参った。 9月に入ると 成鳥と入れ替わりで 幼鳥がやって来るが また挑戦してみたい。
・本日の野鳥は、キジバト、ツツドリ (作成:2016年8月26日21:00)


【1413】 2016年8月27(土)曇り一時雨 手賀沼 テクテク沼巡り。

◎ アオサギ
◎ アオサギ

朝から雲が厚く今にも雨が降りそうだったが、比較的涼しく 歩き易そうだったので 久しぶりに手賀沼ウォーキングに出かけた。 手賀沼公園を起点に、時計廻りで、親水公園、手賀曙橋、大津川までほぼ一周 この時季の手賀沼風情を味わった。

・出会ったカメラマンは2名。 そのうち お一人は「コ××××××」を探しておられたが、何を隠そう実は自分も。 杭の上を注視しながら歩いたが、残念ながらカワウのみで発見に至らなかった。
・本日の野鳥は、コブハクチョウ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、オオバン、カワセミ、ツバメ、スズメ、ホオジロ (作成:2016年8月28日11:00)