流山の野鳥

フィールドノート 2019年4月


【1796 】2019年(平成31年)4月1日(月) 曇り 柏の葉公園

◎ シメ
◎ シメ

・新元号‘令和’の発表を聞いてから、曇って寒くなっていたが、孫3人と公園を散歩した。
・生憎の天候だったが、人出は多く、鳥影は薄かった。 アトリとは出会えず。
・調整池では、数羽のヒドリガモが貴重に思われた。 ソメイヨシノは、まだ3~5分咲き程度。 この地は、都心よりも一週間ほど遅い。
・本日の野鳥は、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、キジバト、オオバン、コゲラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、シメ (掲載:2019年4月1日 20;00)


【1797 】2019年(平成31年)4月4日(木) 晴れ 柏の葉公園

◎ アトリ
◎ アトリ

久しぶりにオオアカハラと出会った。 感じの良い枝にとまってくれたが、バックの木肌に焦点を持って行かれ、合焦に戸惑っている間に、常緑の中に飛び込まれてしまった。

・オオアカハラがよく出入りする植え込みでは、今日はシロハラの採餌が見られた。
・調整池は、コガモ、オオバンが少々見られただけ。 季節の終りを感じさせられた
・公園では、冬の御三家 アトリ、シメ、シロハラ が健在だったが、アトリは見つけ難くなった。
・本日の野鳥は、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、オオバン、コゲラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、オオアカハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、アトリ、カワラヒワ、シメ (掲載:2019年4月4日 18;00)


【1798 】2019年(平成31年)4月6日(土) 晴れ 柏の葉周辺

○ クサシギ
○ クサシギ

久しぶりに周辺の 調整池を覗いてみた。 工事が行われていたが、コチドリ10羽ほどが飛び交い、『ピピピピピピッピー』という鳴き声が、調整池を賑やかなものにしていた。

・3羽居るというクサシギ、2羽確認できた。 タシギは、アシの中に隠れ、3羽しか確認できなかった。
・タヒバリは赤い夏羽に、クサシギも夏羽化しつつあった。
・ツバメやイワツバメの飛ぶ姿も確認でき、調整池は確実に 夏化が進んでいる。
・カルガモ7羽も戻っていた。 繁殖を期待したい。
・本日の野鳥は、ヒドリガモ、カルガモ、カワウ、ダイサギ、コチドリ、クサシギ、タシギ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ (掲載:2019年4月6日 20;00)


【1799 】2019年(平成31年)4月7日(日) 晴れ 柏の葉公園

◎ シメ
◎ シメ

調整池の水面は、カイツブリの1羽のみ。 少数になったコガモやオオバンは、池の端っこで休息。

・公園内の数ケ所のアトリポイントをチェックしたが、アトリの姿は、何処にもなかった。 唯一まともに見られたのはシメのみ。 今日も数羽で行動していた。
・エナガ、シジュウカラ、メジロ等の留鳥組は、囀りが佳境に入っていた。
・桜は散り始めていたが、孫の入学式に間に合ってよかった。
・本日の野鳥は、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、オオバン、コゲラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、シメ (掲載:2019年4月7日 21;00)


【1800 】2019年(平成31年)4月9日(火) 晴れ・北風 流山市

○ ツミ
○ ツミ

およそ半月ぶりに、ツミの様子を見に行った。

・現着して、すぐに雌雄の確認ができたが、未だ巣の場所は定まっていない模様。 公園を♂♀交互に出入りしながら、営巣場所を探していた。
・どういう訳か、オナガの姿が無く、北風の冷たい寒い朝だった。 明日は、真冬なみの寒さだとか。 (掲載:2019年4月9日 17;00)


【1801 】2019年(平成31年)4月11日(木) 晴れ 新川耕地

◎ ムナグロ
◎ ムナグロ

一年ぶりにサシバのポイント付近の電柱を見て回った。 環境は激変。 歩道が出来、歩き易くなったが、かっての餌場は、大きな穴掘り工事の真っ最中。 ここはもうダメかなと思い、江戸川堤防へ移動した。

・昨日の雪で富士山が白く大きく見えた。 土手の菜の花を愛でながら歩くが、鳥さんは見当たらない。 時折、カワラヒワやツバメが見られたが、それ以外はなし。 北上する途中の流山稲荷神社で、『何か撮れますように』と賽銭を奉じ祈願した。
・御利益を期待しながら、農道を歩くが、田起しされた田んぼでは、ツグミが見られる程度で、他になし。 そんな時間が続いたが、水が張られた田んぼに近づくと、遠くで『ピピピピッピー』とコチドリの鳴き声がした。 立ち止まり付近を眺めると、20メートルほど先にムナグロ数羽が見えた。 最初はドバトかと思ったが、畔に上がり、長い足が見えたのでムナグロと判った。 稲荷神社の御利益、様様だった。
・本日の野鳥は、キジ、カルガモ、キジバト、カワウ、チュウサギ、クイナ、オオバン、ムナグロ、コチドリ、トビ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、セッカ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ (掲載:2019年4月12日 7:00)


【1802 】2019年(平成31年)4月12日(金) 曇り 東葛エリア

○ ツミ
○ ツミ

キンクロハジロ、一般的には珍しくはないが、ここでは、稀鳥。 この冬も2~3羽で飛来したことがあったが、10羽の小群れは初めて。 その中に、今回もホシハジロが混じっていた。

・遠くから微かにツミの鳴き声が聞こえた。 声がした方へ向かうが、声は遠のくばかり。 暫く見失ったが、再び『キッキキキーィ』という声がはっきりと聴こえた。 ツミが連れ合いを呼ぶときの声だ。 辺りを探すとペアの姿があった。 先日、参拝した稲荷神社の御利益は、まだ残っていた。
・本日の野鳥は、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ(1)、キンクロハジロ(9)、カイツブリ、キジバト、カワウ、オオバン、ツミ(♂♀)、コゲラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、アオジ  (※ シロハラ、アトリの姿なし。 シメは若干 見られた。) (掲載:2019年4月13日 17:00)


【1803 】2019年(平成31年)4月14日(日) 曇り 東葛エリア

○ ツミ
○ ツミ

先日、飛来していたキンクロハジロやホシハジロの姿はかった。 その代わりに、今日は、オカヨシガモやハシビロガモが複数見られた。

・シメは、まだ健在だったが、ツグミは、ほとんど姿を消し、アトリは完全に見られなくなった。

・ツミは、一度だけ ♂が♀へ接近を試みたが、交尾とはいかなかった。
・本日の野鳥は、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、コサギ、オオバン、ツミ、カワセミ、コゲラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、アオジ (掲載:2019年4月15日 12:00)


【1804 】2019年(平成31年)4月16日(火) 晴れ 柏の葉周辺

◎ イワツバメ
◎ イワツバメ

イワツバメの巣造り(リフォーム)が始まり、既に壁が5cmほど積み上がっていた。

・泥運びはペア+ヘルパーの3羽で行われ、頻繁に巣を出入りしていた。 にも関わらず、3羽が留守のときに、スズメやムクドリが、巣の中を覗き込んでいた。 場所的にカラスは近づけないので、その点は安心。
・イワツバメやツバメが泥を採取する調整池は、水深が浅く、夏羽のクサシギ3羽、タシギ約10羽、コチドリ、タヒバリなどが採餌していた。
・昨年、バンが巣立った調整池では、雌の争奪戦か、3羽のバンが、水面を走りまわっていた。
・本日の野鳥は、ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、ダイサギ、コサギ、バン、コチドリ、タシギ、クサシギ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、オオカワラヒワ (掲載:2019年4月18日 21:00)


【1805 】2019年(平成31年)4月18日 (木) 晴れ 東葛エリア

○ ツミ (メス)
○ ツミ (メス)

・巣場所が決まったのだろう、ツミが細枝を千切って運んでいた。

・本日の野鳥は、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、オオバン、ツミ、カワセミ、コゲラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ (掲載:2019年4月19日 22:00)


【1806 】2019年(平成31年)4月20日 (土) 晴れ 柏の葉周辺

◎ イワツバメ
◎ イワツバメ

4日前に観察したイワツバメの巣は、スズメに乗っ取られ、イワツバメの姿は無かった。 しかし、泥の採取場所へ行くと、イワツバメ3羽が、何度も泥採取に飛来した。 きっと、別の場所で新たに巣造りに励んでいるのだろう。

・調整池では、クサシギ3羽が採餌に余念がなかった、 タシギは1羽、タヒバリも数を減らしていた。
・本日の野鳥は、ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、バン、コチドリ、タシギ、クサシギ、ツバメ、イワツバメ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ
 (掲載:2019年4月21日 10:00)


【1807 】2019年(平成31年)4月24日 (水) 時々雨 柏の葉周辺

◎ イワツバメ
◎ イワツバメ

先日、スズメに追われたイワツバメのリフォーム中の巣は、放棄され、新たに別の古巣で造営を始めていた。 しかし、この古巣は、損壊が激しく、完成までの労力は新築するに等しい。 複数羽で造営していたが、新築となると抱卵が遅れ、2回繁殖は難しくなったかも。

・本日の野鳥は、ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、コサギ、バン、コチドリ、タシギ、クサシギ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ
 (掲載:2019年4月25日 8:00)


【1808 】2019年(平成31年)4月28日 (日) 晴れ・北風 新川耕地~利根運河

◎ アマサギ (婚姻色)
◎ アマサギ (婚姻色)

北風が強く寒かったが、耕地~利根運河を歩いた。

・耕地では、田植えが始まっており、夏鳥チュウサギが、多く見られた。 その中に、アマサギが3羽混じっていた。 ヨシ原ではオオヨシキリが 遠慮がちに鳴いていた。
・冬鳥では、ツグミがまだ見られたが、運河のヒドリガモは、完全に姿を消していた。
・鯉のぼりが風に泳ぐ季節となったが、今日は寒かった。
・本日の野鳥は、キジ、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アマサギ、チュウサギ、コチドリ、トビ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ (掲載:2019年4月29日 21:00)


【1809 】2019年(平成31年)4月29日 (月) 晴れ 東葛エリア

○ ヒメアマツバメ
○ ヒメアマツバメ

ヒメアマツバメ3羽が飛来し、古巣を何度もチェックしていた。 およそ、20分間隔で、数回繰り返した。

・イワツバメは複数個所で泥積み作業の真っ最中。 時折、スズメがチョッカイを出すので、チヨット心配。
・現地へ向かう途中、まだ、たどたどしかったが、イソヒヨドリのエキゾチックな囀りが聴かれた。 声は、工事現場の高い塀の中から聴こえ、視認できなかった。
・本日の野鳥は、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、ダイサギ、ヒメアマツバメ、コチドリ、タシギ、クサシギ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ムクドリ、イソヒヨドリ(声)、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ (掲載:2019年4月30日 15:00)