流山の野鳥
アビ シロエリオオハム ハシジロアビ
081 アビ ◇
・阿比 (英)Red-throated Diver (学)Gavia stellata
・夏羽では、前頸の赤褐色斑が特徴。 冬羽では、額から後頸までが灰褐色。 頬から前頸、側頸、胸、腹にかけては白色。 雌雄同色。
・冬鳥として、九州以北の沿岸に渡来。 波間に見え隠れする大型の海鳥。
・アビ冬羽
・アビ夏羽
083 シロエリオオハム ○
・白襟大波武 (英)Pacific Diver (学)Gavia Pcifica
・内陸の河川で、成鳥夏羽のシロエリオオハムが見られるというので、急遽、上越新幹線に乗って、現地を訪れた。
・5月30日に発見され、3週間になろうとしている。 長居するには、訳があった。 両翼の風切羽先端がカットされ、飛行困難な状態だったのである。 このカッティングが人為的なものならば、どこかで飼育されていたものが、逃げ出したか、放鳥されたものだろう。 自然界では、セグロカモメなどに かじられることもあるだろうが、両翼となると、‘?’である。
(※ 読者の方からの連絡では、この地に来る前に、養魚場の網にかかっているところを発見され、網から 外すために羽が切られたとのこと。 ‘飼育鳥’を疑ったが、そうでないことが判明した。(6月20日23時追記))
・家を出るとき、図鑑で シロエリオオハムの特徴を頭に入れ、現地では、何の疑いもなく シロエリオオハムと思い込んで撮っていた。
・帰ってから、新ためて検証すると、シロエリオオハム成鳥夏羽の前頸部は、紫色光沢の黒であるが、撮ったのは、緑色光沢の黒だった。 図鑑によると、これはオオハム。 体や嘴の大きさは比べようにもないが、色の違いは明確であるということで、オオハムとした。 しかし、水面に浮かんでいるときに、脇後方の喫水上の白色部が小さいことから、シロエリオオハムの可能性も捨てきれない。
・本日の野鳥は、カルガモ、キジバト、[300]オオハム シロエリオオハム、カワウ、カワセミ、ツバメ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ
※今回、高崎市で発見された個体は、 日本野鳥の会群馬・掲示板によると、シロエリオオハムに間違いないとのこと。
・シロエリオオハムには、腹部 足の付け根に、黒い帯状斑(vent-strap)があるが、オオハムには、この帯状斑がない。
・参考資料:http://www.ruf.rice.edu/~ctlee/BirchLeeLoonBirding.pdf
・これが、決定的証拠として確認された。 (6月26日17時追記)
085 ハシジロアビ ◇
・嘴白阿比 (英)Yellow-billed Diver (学)Gavia adamsii
・ナイフ状の嘴が特徴。 夏羽では、頭部が光沢のある黒色となり、また背から尾の上面は黒く、そして白斑が蜜に点在する。 冬羽では、体上面は灰黒色で体下面は白い。
・冬鳥として渡来するが、数は多くない。 アビ目の中では最大。
・夏羽では、頭部が光沢のある黒色となり、また背から尾の上面は黒く、そして白斑が蜜に点在する。
・白いナイフ状の嘴が特徴の、数少ない外洋性の冬鳥ハシジロアビ。 2013年3月8日外房の小さな漁港で見ることが出来た。
・ハシジロアビは、ゆったりと港内を泳ぎ、時たま潜水するなど、遊泳には特に問題無いようだった。 しかし、左翼風切羽の欠損が著しく、何度も羽ばたきを繰り返し、故障具合を確かめていた。 その後は、船揚げ場に寝そべり、動きは少なかった。
・港外で何度も羽ばたきを繰り返してしていた。 故障具合を確認していたのだろう。 左翼風切羽の欠損が著しい。 これでは、飛べない。
・泳ぎには、支障無いようだったが…。 早く夏羽が生え揃うことを祈りたい。
オオミズナギドリ
098 オオミズナギドリ ◎★
・大水薙鳥 (英)Streaked Shearwater (学)Calonectris leucomelas
・日本最大のミズナギドリ。 頭部がゴマ塩風で体上面が黒く、下面が白く見える。 群れで行動する。 留鳥
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