流山の野鳥


野鳥ノート 06 ハト科

キジバト  シラコバト  アオバト


074 キジバト ◎★

・雉鳩 (英)Oriental Turtle Dove (学)Streptopelia orientalis

・背中に赤褐色と黒のウロコ模様がある。首の黒と白の縞模様は幼鳥にはない。
・留鳥または漂鳥


キジバト 2020年8月15日
キジバト 2020年8月15日

・2019年1月 柏の葉公園
・2019年1月 柏の葉公園
・2007年9月16日 柏の葉公園
・2007年9月16日 柏の葉公園
・2018年3月15日 第2調整池
・2018年3月15日 第2調整池


075 シラコバト ◇

・白子鳩 (英)Eurasian Collared Dove (学)Streptopelia decaocto

・1956年、国の天然記念物に指定。

・江戸時代に放鳥されたものが定着し野生化した。 埼玉県越谷市を中心に、半径30km圏内に分布。 近年、北に生息地を広めているといわれている。 南限は三郷市。
・首の後に、白く縁どりされた細い黒帯がある。 キジバトより小さく、細っそりしている。 VU.絶滅危惧Ⅱ類

 

・2009年9月6日、3年ぶりに三郷へシラコバトを探しに行った。 養鶏場の周囲の風景は、3年前と変わっていなかったが、養鶏場の電柱にやってくるのは、キジバトとムクドリだけだった。

・翌7日付け東京新聞朝刊では、97年から1/4以下に減少し、07年あたりから、群れでの行動を見ることはなく、単体での動きとなっていると報じていた。 
・養鶏場の餌のおこぼれを得ていたシラコバトにとって、養鶏場の鳥インフルエンザ対策としての、野鳥侵入口の閉鎖や、養鶏場そのものの減少が影響し、個体数を減らしているという。 さらに、繁殖場であった屋敷林の減少や、カラスの襲撃等、キジバトより小さいシラコバトにとっては、棲みにくい受難環境となっている。


・2013年6月16日 古利根川
・2013年6月16日 古利根川

・2羽で草の実を啄んでいたが、車が近づいたので、小さな木製の電柱に飛び移った。

・2006年10月8日 三郷市
・2006年10月8日 三郷市

・風が強く、期待薄のシラコバトだったが、それでも散発的に飛来した。

・2006年10月8日 三郷市
・2006年10月8日 三郷市

・池ではなく、道路の水溜り。ときどき自動車がバシャ!と跳ねて行く。 そんなところに、シラコバトが舞い降りた。


・2006年9月9日 三郷市
・2006年9月9日 三郷市

・翼を肩から下し、リラックスしている。

・シラコバト(左)とキジバト(右) 2006年9月9日 三郷市
・シラコバト(左)とキジバト(右) 2006年9月9日 三郷市

・シラコバトばかり探していると、時たま目にするキジバトがすごく大きく感じられた。



078 アオバト ○

・緑鳩 (英)White-bellied Green Pigeon (学)Treron sieboldii

・体色は雌雄ほぼ同じだが、雄の小雨覆は鮮やかなブドウ色をしている。海水を飲むため海岸を目指すときは、群れで飛翔する。
・留鳥または漂鳥


アオバト 2023年10月12日 柏の葉公園 キジバトと思って何気なく撮った高所のアオバト
アオバト 2023年10月12日 柏の葉公園 キジバトと思って何気なく撮った高所のアオバト

・2007年7月16日 大磯海岸
・2007年7月16日 大磯海岸
・2007年7月16日 大磯海岸
・2007年7月16日 大磯海岸
・中雨覆と小雨覆が赤紫の♂。  2006年9月2日 大磯海岸
・中雨覆と小雨覆が赤紫の♂。  2006年9月2日 大磯海岸